ハナイカダ（花筏）
　ハナイカダ科 ハナイカダ属
　5~6月 1~3m 落葉低木 在来種
　
雌雄異株✨



ハナイカダの果実(液果)が黒っぽく熟していた
(画像5枚目は7月中旬に撮影、まるで麦チョコ）



葉を見ると、果実が乗っかっている中心付近までの主脈の部分が太く色も違うのが肉眼でもよく分かります
もともと葉腋から出ていたであろう花序軸が主脈と合着するように進化したのだそうです

花の直径は4~5mm
雄株では雄花が数個まとまってつき、雌株では雌花はふつう1個(ときに2~3個)つくそうです

花が小さいことは特に珍しいわけではない気がしますが、数が少ないですよね…
雌雄異株なので、受粉にはより多くの飛翔する昆虫が訪花してくれる方がいいけれど、仮にふつうに伸びた花序軸の先に4~5mmの花が1個だけついている状況をイメージすると、そこに止まれる昆虫はとても限定的になりそうだし、そのような小さな昆虫が雄株から雌株へうまいこと辿り着けるかというとなかなか確率は低くなりそうです

葉を足場にできる現状のスタイルは、花より大きい昆虫にとっても訪花しやすく、受粉効率がグンと上がっているように思います



果実を初めてみたけれど、まだ花を見たことがないんですよね(笑)
来年は是非とも花を見てみたい😊


調べてみると、果実も虫えい(虫こぶ)であることが多いそうですね…
生食できて、ほんのり甘いそうですよ…