準備していたのに、1日遅れですみません。
🏷️映画の日、やはり、『国宝』ですね。
ここ数ヶ月、趣味の観劇、LIVE、美術館鑑賞等が思うようにできなくなってきてしまいましたが、なんとか映画だけは月一本は映画館に行って見たいなと。
6月中に観たかった映画、他にもたくさんありましたが、わ〜！忘れてたぁと横浜流星君の女形姿が見たい!と6月の終わりギリギリに鑑賞。
役者として、幅を広げる為、色々な役柄に挑戦してみたいとあえて二の線の方が三の線や汚れ役にシフトチェンジすることがありますが、実のところ今回の大河ドラマ『べらぼう』の主役に抜擢された流星君、何もこの役、横浜流星でなくても良いんじゃないの？…とファンとしては思ってしまっていたところです(^_^;)
でも大河のオファー、そりゃよっぽどじゃないと断りませんですわね。
そんな流星君ともう1人綺麗どころの王子系吉沢亮君が歌舞伎の世界に挑戦とあっては。
映画『国宝』では、任侠の一門に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公喜久雄役に吉沢亮。
喜久雄のライバルとなる歌舞伎名門の御曹司、大垣俊介を演じるのは第48回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞授賞の記憶に新しい横浜流星。
そして、俊介の父である花井家の当主である花井半ニ郎役に渡辺謙。
花井半二郎の妻、大垣幸子役に寺島しのぶ。←この方は本当に歌舞伎の家の方ですよね。

ストーリー的にはざっくりいってしまうと、もともとの名門一家に生まれ育った者と名門とはかけ離れたところから同じ道に進むライバル同士の話。
漫画でいうと、ガラスの仮面の姫川亜弓と北島マヤ。
将棋の世界を描いた三月のライオンでもやはりプロ棋士に引き取られた主人公の将棋の腕の天才ぶりが実の家の子と確執を生んだりしましたが。
そんなよくある話といえばよくある話なのですが、歌舞伎の世界となるとまた違った複雑なしきたりなど運命を翻弄される様が3時間と長きに渡り綴られておりました。
この間、幾度となく涙したことか。歌舞伎をご覧になったことがある方はより違った角度から様々な思いが駆け巡ったことかと思います。
とはいえ、私も観劇が好きとはいえ、歌舞伎は敷居が高く、観るようになったのはかなり大人になってから。
それこそ、国宝級の役者さんではなく、若手の役者さん達がもっと若い世代にも歌舞伎を知ってほしい！と試行錯誤の上で、色々とアレンジをし始めた頃からの鑑賞です。
この話は実話ではなく、モデルとなった歌舞伎役者は特にいないと言われていますが、片岡愛之助さんとか、若い頃、ちょっとヤンチャしてた海老蔵改め、十三代目 市川團十郎 百猿とか、歌舞伎ではなく大衆演劇の出だけど、女形が素敵だった早乙女太一君とか…色々な人を掛け合わせて想像しちゃいました(^_^;)

そして、吉沢亮の演技が本当に素晴らしかった✨😆✨
歌舞伎界もしばらく不祥事やスキャンダルが続きましたが、吉沢亮も少し前になんかやらかして騒がれてましたね。今回の映画ですっかり払拭されたのではないでしょうか。
やはり芸の道は芸の実力で。
流星君もあ〜、自分も喜久雄の方を演じてみたかったなぁときっと悔しがっているのではないかしら(^_^;)

長くなりましたが、皆さんの映画の日と素敵なお花の投稿、またゆっくりと拝見させていただきたいと思います。

お花は実家の庭のノウゼンカズラ。今、満開です。
トンちゃんもお散歩中。