フウロソウの仲間かも？

@オリビア さん ご教示ありがとうございます。早速調べてみます。

名前を教えて！タグに回答しました。
｢ピレネーフウロ｣かも！

ピレネーフウロ（学名：Geranium pyrenaicum）は、フウロソウ科フウロ属の多年草の一種です。和名は、学名の直訳から。属名は、geranos(=ツル）から出たギリシャ古名。長いくちばし状の果実をツルのくちばしにたとえたものとか。種小名は「ピレネー山脈の」の意。草丈は50cm程度になります。全草は毛深く、茎の基部は木質化します。茎は直立するが上部で良く分枝をし、草丈の倍程度の横方向へ広がりを見せます。株元から根生葉を出し、ロゼット状に広がりを見せます。茎葉は、ほぼ円形で、縁部は5～7裂し、茎に対生します。4～7月頃に花茎を出し、径1㎝程度で紅紫色の5弁花を見せます。各花弁は先端部で2深裂をするために、遠目には10個の花弁があるようにも見えます。花後には径5㎜程度で褐色の蒴果をつけます。本種は、地中海沿岸地方原産種ですが、ヨーロッパ各地、特に北欧地域では帰化状態にあります。更に、北米でも帰化状態にあります。我が国でも、北海道で帰化状態にあることが確認されています。

@山ちゃん さん 詳しく調べてご教示いただき誠にありがとうございます。オリビアさんからもフウロソウの仲間かもというご示唆をいただき、自分なりに調べてみました。するとヤワゲフウロとご指摘のピレネーフウロの2種にたどり着きました。ただ、この2種は非常に似ているため、この花がどちらに該当するのか、それともこの2種とも違う花なのか、なかなか同定が難しくとても悩んでいます。引き続き調べてみたいと思いますが、もしお時間があれば山ちゃんさんもヤワゲフウロとの比較検討などを行っていただき、ピレネーフウロの決め手となる特徴などを教えていただければ幸甚です。

ヤワゲフウロとピレネーフウロは、どちらもフウロソウ属の植物ですが、いくつかの点で違いがあります。ヤワゲフウロは、全体に柔らかい毛が生えているのが特徴で、特に葉や茎に毛が多いです。葉には根出葉と茎に互生する葉があり、根出葉と茎の下部の葉は径1～5cmの円形～腎円形で掌状に5～9裂し、裂片がさらに浅く切れ込み、長い葉柄をもちます。
茎の上部の葉は無柄で3～5全裂します。葉と対生する位置から花序を出し、径0.5～1cmで淡い紅紫色の5弁花をつけます。一方、ピレネーフウロは、ヤワゲフウロほど毛が密生しておらず、茎や葉の毛はまばらです。葉には根出葉と茎に対生する葉があり、径3～7cmの円形で掌状に深く5～7裂し、まるい鋸歯があります。花は径1.5～2cmほどの赤紫色～青紫色の5弁花で、花弁は浅く2裂します。

@山ちゃん さん 早速のご返信ありがとうございます。もうすでに詳細な比較検討済みだったのですね。さすがです。葉柄の長さのほか花弁裂の深さや茎や葉の毛の密生度など、確かにこの花はピレネーフウロの特徴を備えていますね。納得です。ヤワゲフウロは北海道室蘭に所縁のある花だけに少々残念な気持ちもありますが、山ちゃんさんにご教示いただいたピレネーフウロの名のタグを付けてあげたいと思います。この度は大変ありがとうございました。

@オリビア さん 山ちゃんさんのお力をお借りして、ピレネーフウロと同定しました。お陰様で、ありがとうございました。

@hanafugyo さん
お役に立てて何よりです。