シナサワグルミ（志那沢胡桃）

区内の自然公園の中、幾つかの沢が集結しているらしい低地部分、多分湿地帯のようになっているのではないかしら、と思われる場所に何本かをの大木があります。斜面から下を覗くような形で見られるのです。
サワグルミと思っていましたが、どうやら志那が付く中国原産のシナサワグルミのようです。

雌雄同株落葉高木
クルミ科サワグルミ属
サワグルミは地域により絶滅危惧種です。
沢の水に流され流れ付いて大きくなったり地盤強固の為に植えられたものらしい。
サワグルミとシナサワグルミの違いは、サワグルミは奇数羽状複葉（対生する葉の先に1枚付く）、シナサワグルミは偶数羽状複葉で葉軸に翼があります。
果実を包む翼が細長く水平に伸びる。
比べて在来種のサワグルミは果実を包む翼は円盤状。
写真を拡大して翼らしきモノが見えるのと偶数羽状複葉のように見えるのでシナかなと思いますが、写真からのみの判断で確信はありません。

今は花期が終わり果実になる所だと思います。果実に成長する頃、再訪したいと思いますが、来られるかしら。
果実になればはっきり違いが判りそうです。