シャガ(射干)

今日の花。シャガ。
アヤメ科　アヤメ属　

シャガは山林に生えるので野生種のように感じられ
ますが、実際は中国南部原産の植物で、日本には古い
時代に誰かが持ち込んだと考えられています。野生で
はないとされる理由は、種子がまったくできないから
です。この事情はヒガンバナによく似ています。シャガもヒガンバナも３倍体といって細胞の染色体の数が異状であるため、一見正常に成長して花を咲かせても、
花粉や胚珠（種子のもと）を正常につくることができないのです（種なしスイカは人為的につくられた３倍体）。
そして、シャガもヒガンバナも、中国に行くと、正常に
種子ができるものがあることが知られています。正常
な種子をつける個体があるところが、本来の原産地と
いうわけです。日本のシャガは種子をつくらないかわ
り、地下で細いムチのような地下茎を伸ばして子株を
つくり、群生します。
シャガの学名には、”japonica ”（日本の）という言
葉がついています。江戸時代末期に日本を訪れたスウ
ェーデンの植物学者チュンベリーによって、日本の植
物として名前がつけられてしまいました。原産地の中
国の方々からすれば、納得いかないことかもしれません
　　　　(ネットより)

一度発表されてしまった学名は修正する事ができないのが国際ルールですね。
シャガを上から見ると蜜票と言われる模様がありますね。黄色を辿っていくと蜜があります。
昆虫に蜜を教える目印ですね。


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