沖縄県花デイゴの様子ですが順調に花序が伸び先端の蕾が膨らみ色が付いて来たので開花も近そうです。しかし４年前に初開花した時は3輪でしたが今回は18~19輪あり6倍以上咲くかも知れません。ちなみに沖縄の海洋博公園に問い合わせたのですが南部は咲き始めましたが北部の方はまだ咲いておらずこれからピークを迎えるので横浜と開花が被りそうです。そして昔から沖縄ではデイゴが満開になると台風の当たり年であると言い伝えがありまた雨が少なければ少ないほど植物がよく咲くと言われているそうですが本来は熱帯植物は乾季に咲く物が多く昔の沖縄の人はその事を知っていたのでは？と思いました。さてTHE BOOMの島唄に出てくるデイゴはこちらが本当で本土に植栽されているのは鹿児島の県花アメリカデイゴ(カイコウズ)、サンゴシトウ、ブラジルデイゴ(サイハイデイゴ)であり同じ仲間ですが沖縄のデイゴとは別種です。なぜ本土には植栽されていないのか？それは耐寒性がなく露地植えは無理だからです。本土のデイゴ属はマイナス3度以上耐えますが沖縄県花デイゴは4,5度以上ないと冬越しは無理なので沖縄県、奄美大島、小笠原諸島以外は露地植えは出来くまた他のデイゴ属と違い10m大木になるので大温室がある植物園で数件しか所持していません。本土では馴染みがないのでアメリカデイゴとの区別が付かないのでしょうね。沖縄でデイゴと言えばこちらで材が軽く琉球漆器の材料になり沖縄県花でもあり琉球三大名花の一つでもある琉球王国の時代からあったデイゴが今でも残っており樹齢200年、樹高15m、幹周5mなどが現存しています！