クロモジ（黒文字)
　クスノキ科 クロモジ属
　3~4月 2~3m 在来種(日本固有種)
　雌雄異株

葉の展開と同時に開花する


葉は互生
長さ5～10㎝、幅1.5～3.5㎝の倒卵状長楕円形〜狭長楕円形
先端は鋭頭または鈍端、基部はくさび形で全縁
葉表は無毛、葉裏は白色を帯びる　
初め両面に絹毛があるがやがて無毛になる
(稀に葉裏の脈上に毛が残ることがある)
　　　　
側脈は4~6対(ﾂｲ)互生(羽状脈)

出始めの葉の絹毛に萌えキュンだ😍🫶




若い枝は黄緑色〜暗緑色で、ふつう黒い斑が入る
(黒い斑…画像5枚目がそれかなぁ~😅)

はじめ絹毛があるがすぐに無毛になる
皮目はない(2年目以降に生じる)

折るとよい香りがするそうですよ




花序(集散花序)は頂芽付近に1~3個つく

雌雄異株である
花は淡黄緑色で花被片はふつう6個
雄花の花被片は長さが約3mmの楕円形で、雌花の花被片はそれより少し小さくなる
ひとつの花序につく花は10個前後
花序柄、花柄ともに有毛


雌花
　雌しべ1個
　子房の周りに腺体のある仮雄しべが3個
　外周に腺体の無い仮雄しべが6個
　仮雄しべは小さい


雄花
　退化雌しべ1個
　子房の周りに腺体のある雄しべが3個
　外周に雄しべが6個
　雄しべの葯は2室で内向葯※
　めくれ上がる様に開く(弁開※)
　
※内向葯∶葯が花糸の向軸側にあって花の中心に向かって裂開するもの
最もふつうに見られる

※弁開∶葯の裂開の仕方のひとつ
葯室の側壁の一部が弁状にめくれ上がるもの
クスノキ科やメギ科に見られる


果実(液果)は直径約5mmの球形で黒く熟す




画像は雄株である
ちょうど雄しべが熟すタイミングのようだ

4枚目を見ると葯が裂開した雄しべがあり、子房の周囲には腺体がみられる

そして雄しべのなんと可愛いことか😍
これは萌え萌えキュンだなwww😆🫶


クロモジは全植物体に芳香があり、その優れた芳香から高級楊枝(和菓子)やアロマ材等(精油)として利用されている
また抗酸化作用があるだけでなく、抗インフルエンザウィルス作用も認められているそうだ
『クロモジのど飴』なるものがあろうとは👏🤩