４月に入る。百花繚乱の時季の到来に、フラワーショップの店頭は、一層の色とりどりの草花の賑わいに。

3月からの店頭で観る、そのバラエティ---その2。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。
　　ピンク系x3、紫系x1のバラ、４つ

・薔薇(プリティカレン)
外のほんのりピンクから中へ濃いピンク(赤みのライラック色とも)変化していく、丸みのあるシャローカップ(浅いカップ)咲きのようなバラ。
中心部がピンク、外側に行くにしたがって淡いピンクになる花弁、優しい雰囲気を醸し出し、透き通るような美しさも持ち合わせているようだ。

花名「プリティカレン」のプリティは外見・見た目に対して使われる言葉のようであり、日本人が想像する「かわいい」よりも、もっと大人っぽい美しさに対して用いられる言葉のようである。

そして、「カレン」という女性の名前。それには色々な見方のある名前のようである。 　
例えば、次のように「ザックリ言うと “カレン” とは、自分が気に入らないことがあると、自分の権利を主張して文句を言い、暴走する迷惑な中年の白人女性のことを指す言葉---出典:日刊英語ライフ」 　

こうした女性にあっても、‘その女性の心の一種の純粋さみたいなものを、このバラのように透きとおる美しさ中に、それと同等なるものを観てみたかった’ ということ、だろうか。


・薔薇(ウィッシング)
外弁がかなりの広がりを見せ、薄っすらとしたピンクとグリーンから、内に向かっては淡いピンクに変幻させている丸弁カップ咲きからロゼット咲きにも見えようバラ。
この透明感のあるピンクが心にくく、何かしら可愛いらしくも華やかな存在感を見せている。

花名「ウィッシング」。それは「切望」する。 ‘希望・願い・願望なる思いをこの透明感のある可愛らしいバラ‘ に投射したかったのだろうか。


•薔薇(ノッティングヒル)
外弁がピンクで中心に向かってオレンジがかったカップ咲きが開いて、ロゼット咲きそれもクォーターロゼット咲きに変幻しているバラとみよう。カップ咲きの花形を基本として、その持っている花姿が可愛いらしいく清楚で美しく魅力的である。

花名「ノッティングヒル」。その花名の「Notting Hill」は、英国の首都ロンドン西部にある地区で、高級住宅街と庶民的な住宅街があることで知られているという。
そのノッティングヒルは、映画「ノッティングヒルの恋人」で有名になったという。
その地区には、‘この様な美しさ魅力的なバラ、薔薇が、多分に見受けられる’ ということを言っている‘ のであろう、か。


・薔薇(ライラククラシック)
外弁は淡いグリーンや黄色の淡い紫がかったピンクの花弁をもったカップ咲きのバラ。
そのやわらかい紫が、落ち着いてうかがえようで上品な色合の花色が魅力的である。
そして、シックなエレガントな雰囲気も醸し出しているようである。

花名「ライラッククラシック」。このライラックとは、一般にライラックの花のような淡い紫色のことのようであり、 クラシックは「古典」、「格式のある」の意でも用いられようである。
‘この紫のバラは高雅なバラです’ と、言っているのであろう、か。