３月は弥生、草木生い茂る月。冬季にはジッと耐えて辛抱していた草花達は、芽や花を付け始めたり、また重い土を持ち上げ、芽吹きへと初々しく、全てが大きな深呼吸の中にあるようだ---

２月からの、草花達がその季節を謳歌し始めている姿、姿---その4。

　 ／春大きく呼ばむかのように､
　　　　そこに鮮やかピンク5弁の花々が／

　2月下旬の、何時も利用するある駅の入口前の花壇。
新たに、そこにはいつの間にかに、観るは、種々の花々が集合植栽されて、それらの幾つかが同じように並ぶ、その景色に見惚れながら、そのひとつの集合花々に惹きつけられ、そっと近づく。

そこには、左右の見慣れた花々に、大きく割って入るようにして、鮮やかなピンクの5弁の花々が、眩いばかりにして、大きく春を呼ばむかのように、眩い光彩を放っていた。

その草花、丈は10cmほど。花は茎先に３つほどに散房状について1〜2cmほどの濃いピンクの花が。
そして、その茎の色は赤茶色をなし、そこには柔らかそうな短い毛が見えていた。
何故かしら、花のピンクと茎の赤茶が、そしてその濃い緑葉が私の脳裏にも焼きついた。

　
　シレネ･カロリニア(シレネ•ピンクパンサー)


＜‘シレネ･カロリニアの別名がシレネ•ピンクパンサーの由来’について‘、「goo ブログ」より、次に:
正式名は「シレネ・カロリニアナ」。 でも、流通名は「シレネ・ピンクパンサー」。 これは花の色がアメリカのアニメ「ピンクパンサー」を連想させるからだとか。＞


・シレネ･カロリニアナ ＜別名 シレネ•ピンクパンサー＞( ナデシコ科 マンテマ属 )
多年草 。葉は対生、単葉、広葉で切れ込みなし。鋸歯なし 。
類似 は、ムシトリナデシコ、アポイマンテマ、マンテマ、シロバナマンテマ 。
草丈は10cm程度の多年草。茎は多数叢生して茂る。茎にはやわらかい毛がはえ、しばしば腺毛が混ざる。

葉には根出葉と茎に対生する葉がありともに単葉で、根出葉はへら形で長さ12cm、茎につく葉は披針形～線形で全縁。

花は茎先に散房状につき、径1.5cmほどでピンク色の5弁花、花弁は平開する。
萼には赤紫色～赤褐色の脈がある。果実は蒴果。

　
(出典・参考: kakuremino 他)