【レックスベゴニア】

葉挿しすれば簡単に増えるのに、ちょっとしたことですぐ溶ける。
強いのか弱いのかどっちなんだい。
本当に不思議な植物ですよね。

結局どうやって育てるのが最適解なのか探しているうちに、ガラス水槽での管理にたどり着きました。

置き場所がほとんど光の入らない窓辺なので、フタの裏に弱めの植物ライトを取り付け、水槽奥の両端に小型のファンを設置して、フタの隙間から湿気が漏れないように食品用ラップで密閉しています。

これで湿度は95%をキープできてます。
特にヒーターなど入れなくても、冬場も適温を保てます。
(暖地と寒冷地の間の温暖地です)

レックスベゴニアは『湿度50〜70%が最適』という解説をよく見かけますが、うちではそれでは株が枯れます。
湿度95%以上(湿度計で95%以上はHighと表示される)が一番シャキッと元気＆生育旺盛になります。
空気中の湿度を求めて気根がわんさか出てくると、株がメキメキしっかりしてきます。

水やりは週に1度。
水槽内に結露が溜まって水溜りのようになるので、水やりの際に水滴を綺麗に拭き取って、月に一度は水滴を拭き取った後にアルコール消毒をしてます。

2〜4週間に1度ハイポネックス微粉+フルボ酸を潅水がわりに与えてます。
レックスベゴニアはハイポネックス微粉が大好物のようです。

土はプロトリーフさんの『室内向け観葉・多肉の土』(無機質の土)と、酒粕などのアミノ酸と米ぬかと残渣を入れて超カルスで再生させた自作の有機質の土を７：３で配合しています。
少なくともひゅうが＆鹿沼のみのような100%無機質の土じゃなくて、少しは何かの有機質の土を混ぜた方が株の状態が安定すると感じてます。

【注意点】
・湿度が高いからといって水やりを怠らない(空中の湿気だけでは水分が足りないので株ごと弱ったり溶けます)
・葉が水槽のガラスに触れると水滴が葉に当たって葉が傷みます
(ガラスに当たってない葉の先などに水滴が滴ってるのは問題ありません)

唯一難点なのは、水槽のサイズ以上に大きく育てられないこと。
物凄い勢いで茂る上、葉が巨大なので仕方なく葉の枚数を制限するため時々カットしています。

どなたかの参考になれば幸いです。

画像1：水槽全景
画像2：葉挿しで増やした株。品種不明…インディアンサマー？？
画像3＆4：水槽内に取り付けた空気循環用のファン
画像5：水槽上部のフタの隙間を食品ラップで密閉している様子