10月。蒸し暑い夏からより凌ぎやすい季節に。カラフルにも生気ある花卉達がフラワーショップの店頭を賑わそうとしている。

９月からの店頭で観るバラ、バラ---その2。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。 　
　　混色系x1、ピンク系x2、黄系x1のバラ、４つ

・薔薇(ウエストミンスターアービー)
淡いベージュに所々にピンクや淡い紫がかって巻きまきの花型をもつカップ咲きにも平咲きに見えようバラ。
それは、くすみをもったホワイトは花芯に向けては、そこに淡いピンクを与えてながら、開花するにつれボリュームを増し、花弁のグラデーションが魅力的になっていくという。

行儀よく先端がクルンと巻いた花びら、中心はミルクティーのような柔らかそうで少し紫がかったピンクに変貌している。
そして、外側に行くほどに褪せたようにもして、その花色は豪華にも清楚である。

花名「ウエストミンスターアービー」。その名は英語の「Westminster Abbey」でウェストミンスター寺院の意(イギリスのロンドン・ウェストミンスターに所在する、イングランド国教会の教会。イギリス中世の大規模なゴシック建築でもある。)。

この花、‘どこかノーブルな雰囲気をもつバラゆえに、高貴なゴシック様式の寺院の風貌がそれに投影されて、イギリス王室ゆかりこの寺院の名前をいただいた’ のであろう。


・薔薇(ライラッククラシック)
外弁は淡い黄色の淡い紫がかったピンクの花弁をもったカップ咲きのバラ。
そのやわらかい紫が、落ち着いてうかがえよう、上品な色合の花色が魅力的である。
そして、シックなエレガントな雰囲気も醸し出しているようである。

花名「ライラッククラシック」。このライラックとは、一般にライラックの花のような淡い紫色のことのようであり、 クラシックは古典」、「格式のある」の意でも用いられようである。

つまり、この花は ‘ライラックのような淡い紫を持って、それはクラシカルな、つまり古典的な雰囲気を持ったバラだ’ と言いたい、のだろう。


・薔薇(オール４ラブ+)
ほんのり紫がかったピンクの花色で、サーモンピンク色の多重の花弁を持つ、丸弁カップ咲きのバラ。
上品なグランデーションが美しい。
自らが自身を誇っているようだ。

花名「オール4ラブ 」。オールフォーラブの意で、この花の意味するは
“全ては愛のため”とか。


・薔薇(イエローベイブ)
明るいヤマブキの花色を持った丸みのある半剣弁高芯咲きのバラ。
派手ではなく、素直な落ち着いた色合いを持ったその花色は、周囲の雰囲気を優しく和らげるようにも覚えるようである。

花名「イエローベイブ」。ベイブは英語「babe」で、babyの省略形。日本語に訳すと「赤ちゃん」で 、親しい人物を指す愛称としても使われて 特に、恋人や配偶者を指す際に用いられることが多いという。

このバラに、‘ 恋する愛する女性の面影を多分にみての命名’、となったような、ことなのでしょう。