いわき市にある「中釜戸のシダレモミジ」

国指定の天然記念物です。
幹のネジレが迫力で、一度は行ってみたいと思っていました。
来年は遠出はできなくなりそうなので、体力と状況が許すうちにと思っていました。
ところが、行った時には雷雨で、観音堂の境内なので、御堂の軒下以外に身を寄せる場所がなく、大小2本のネジレ幹の片一方の主幹の写真を撮るだけで精一杯でした。
それでも、十分納得でした。

いわき市の説明に拠れば、イロハモミジの奇形樹で、この木から採取した種を蒔いても通常のモミジしか生えない。
不思議なことに、接ぎ木でもこの性質は引き継がれず、天下にここの二幹以外に無いと言われて居ます。

幹の肌は素晴らしく、例えば盆樹になったとしても、木肌だけでも十分に見どころとして飽きることが無いものに思いました。