８月、葉月。盛暑から真夏へと、熱暑が一層続く時期。毎年、その暑さは募り、私の散歩道の道際等の草花達は、その熱い陽の中にあっても、
己が自身一生懸命に、最大限の自己表現に向けようとしている---

7月(一部6月)からの、暑い熱い夏の草花達の姿 ---その17。
　　　　　　　　　　　　
　　 ／赤鬼如く異様さも愛らしく､
　　　　　突っ立て天蓋にも見立てられ／
　　
7月下旬の、何時もの何時も散歩道の道際。
そこに来て、左手に見る細い道、人があまり入りそうもないその道の先方に、目がいく。 今年も思った通りに、あのオレンジ褐色が、目に突き刺さるように入る。

そこに観たもの。今年も、あの長身の、幾つもの、くるりと上に反り返り、丸い形になる花の姿。
そして、その持つ花色は、オレンジ色で褐色の斑点を持って、多少に赤鬼如くの異様さを持つも、よく近寄ってみると愛らしくさえ感じさせる草花。

その花はまた、ぶら下がる花の姿は、‘仏具の天蓋’ にも見たてられたともいうことを、そこで想いだした。 　　　


オニユリ(鬼百合/テンガイユリ<天蓋百合>)


＜‘オニユリの別名’ について、下記の「オニユリ」より抜粋、次に:
　テンガイユリ(天蓋百合)の別名がある。　　
シャンデリアのごとくぶら下がるように咲く花姿を、仏具の天蓋に見立てたものといわれる。＞


・オニユリ＜鬼百合、別名 テンガイユリ<天蓋百合>＞(ユリ科 ユリ属) 　(備忘: オニユリの属性等について 8/3or8/4 ‘21)