群馬県邑楽町石打にある「石打こぶ観音」様　正確には曹洞宗月音山明言寺というそうだ　子供のときからこぶ(腫瘍)をとってくれる霊験あらたかなこぶ観音として名高い

健康であり若かりし頃はそのありがたさを露ほども思わなかった　酒は浴びるほど毎晩呑み歩き、土曜ともなれば午前さまは常態である　自分の父親も健康を度外視した生活がたたり還暦すぎに死んでるのを見てるのに、何処吹く風で人の忠告も馬耳東風　そんな自分も年をとり50のときに肝臓を壊した　アルコールによる代謝性肝硬変までいっていた　そのまま進めば間違いなく今ごろは地面の下だったはず　酒との別れは辛かった　思えば苦しい時を乗り越えさせてくれる薬、いや友であったはずだ　でもやはり自分も弱き人間だ　命惜しさに縁を切った　エコーにて肝臓に結節があり造影CTにての検査にて、どうか悪性ではないようにと祈りにきたのがこの寺であった　ありがたいことに事なきをえた　しかしまた何年か過ぎれば廻りも徐々に傷んでくる　そのたびに祈りを捧げてお守りを買って帰る　そこにそれがあるという事　こぶ観音様、いつもありがとうございます