紅花梅花空木マギシェンが可愛い。
今年も可愛く咲いてくれた。
移植した土が合ったのか
すくすくと勢いよく伸びていく。

鬼になって小さく剪定する。
可哀想かもしれないけど
好き勝手に伸ばしてたらたいへんなことになる。
道沿いだからヒトサマに迷惑をかけることになる。

迷惑にならず愛されるために必要な剪定だと
自分を納得させて剪定する。

某植物園で｢剪定しない主義｣というアジサイを見た。
いかにも手入れされてないというみすぼらしさ。
元気な枝より枯れ枝の方が多い。
花も少なくて痛々しい大きな株。

剪定せず自然の姿を大事にしているという
その言い分は分からなくもないけど
この植物園という枠の中でそれはどうなのだろう。
実際見苦しい。むしろ可哀想に見える。

自然であることがすべて素晴らしいとは思えない。

嫁の教育方針に悩む友だちがいる。
“叱らない教育”とかいうヤツで
孫たちが物を壊しても落書きしても散らかしても
｢子どもですから当たり前です｣と言うのだそうだ。

伸び伸び育って欲しいから叱らないで！
あるこれ強制しないで！と
嫁に叱られてしまったと苦笑する。

いや……それってどうなの？
その子、かえって可哀想じゃないの？

そうなのよ。
幼稚園でもルールは守れないし自分勝手だし
乱暴なことするから友だちにも嫌われてるみたい。

そりゃバーバが叱ってやらなきゃ。

でも私の子どもじゃないからね。
口を出すのもちょっとアレじゃない？

うーん、確かに。
今どきの嫁さん、口出し嫌うもんね。

バーバたちの雑談は果てしない(笑)

伸び伸び自然に育てられた子どもは
どんな大人になるんだろう？

子どもを伸び伸び育てた優しいママは
いつかしっぺ返しを喰らいそうな気がするけど
息子の家は我が家じゃないもんね。
と、バーバたちは無責任に徹するしかない。

こんな世の中で良いんだろうか？
孫のいない私は蚊帳の外で友だちの声を拝聴する。