✨蘭花譜と大山崎山荘✨
大大阪時代を生きた男の情熱　展
大山崎の地にこの美術館の元となる、イギリス建築様式の別荘を立てた、若き実業家加賀正太郎の没後70年にあたり　彼の足跡をたどるとともに、彼が後世に残した貴重な財産である、大山崎山荘と『蘭花譜』を広く紹介し、この地に咲き誇らせた、蘭と文化の香りに思いをはせてください

〜百花繚 蘭〜『蘭花譜』の世界　
蘭を愛し、情熱を注ぎ込んだ蘭栽培　温室を設け一万近い鉢を栽培し交配種がいくつも生み出され、『オオヤマザキ』の名が付けられたものも多く有りました　加賀自身が欄栽培の記録として制作・監修した『蘭花譜』（1946年発行）は、植物図譜としてだけではなく、木版画としても高い魅力をもっています　江戸時代から続く錦絵の技術が、更にこだわりぬいた材料と手仕事によって極められ、生みだされた作品は美術品と呼ぶにふさわしいものです。悪化する戦況のもと、燃料不足により、温室は危機的状況にありました　そうしたなかなにありながらせいさくされた『蘭花譜』には、彼の情熱が込められています　本展では収められた104点を、一堂にご紹介します　かって山荘に咲き誇った花々をどうぞご堪能ください。
　企画展のパンフレットより　①②
③展示された花図絵　左シンピジューム・ジャイアントローズ・オオヤマザキ
④⑤大山崎山荘美術館本館と、新緑の美しい庭園