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カタバミさんの薔薇(テス),薔薇(シェドゥーブル),薔薇(マタドール)の投稿画像

2024/03/06
3月に入る。漸くにも早春への息吹が感ぜられる時季を得たようだ。
フラワーショップの店頭の草花達は、一層賑やかになり始めている。

2月からの店頭で観るバラ、そのバラエティ---その1。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。  
  白系x2、赤系x2のバラ、4つ。

・薔薇(アルヌワブラン)
コロンと卵の様に丸く、ホワイトにグリーンがかって、中心に向かっては仄かなイエローにピンクががったグラデーションに移っているカップ咲きのバラ。
綺麗で可愛いらしく何かしらの清楚感をもって自己表現をしているようだ。切花ではこれ以上には開かないという。

花名「アルヌワブラン」、仏語の「白い甲冑の意味」で、’鉄が白く輝くさま’という意味のようで、ジャンヌダルクの‘ 白い甲冑’の比喩にも使われるという。
このコロンとした丸いホワイト色を持つ姿に、‘ジャンヌダルクの白い甲冑が輝く勇姿’ を観たのだろう。


・薔薇(マタドール)
少し黒色を帯びた赤色の花びらが、密に重なり合っているカップ系のロゼット咲きのバラ。
何かしら少しワイルドな様相を表出していようである。
その一方、アンティーク調の花姿が魅力。
個性派であって美しい。

花名「マタドール」。 その名はスペイン語で「闘牛士」の意味を持つ。
このバラのもつ ‘赤黒い花ビラが蜜に重なり合ってのワイルドな様相から、またその花びらが落ちるときの色味が、血を連想させようからの命名’、のようである(参考・出典: バラ「マタドール」~原園芸〜)。


・薔薇(テス)
明るいクリムゾン色(深紅色)の豊かな大輪で、咲き初めはディープカップ咲きのようで、花びらはだんだんと反り返り、シベ(蕊)も覗かせているクォーターロゼッタ咲きに見えようバラ。
花弁を多くして、情熱的な深みのある赤色の深紅の色合いは、完璧なばらの形をつくっているのが特徴であろう。赤の中に白いアイが印象的に覗かせている。

花名「テス」は、正式には ‘テス オブ ザ ダーバーヴィルズ (Tess of the D’Urbervilles) <ダーバービル家のテス>という名であろう。
それは、トーマス・ハーディの小説に出てくるヒロインのその「テス」に因んで名付けられた、‘何かしらその「テス」の一途な情念、情熱みたいなものが、そこに観ることができる‘ としたのだろう。


・薔薇(シェドゥーブル)
少し黄色を帯びた白のロゼット咲きのバラ。
ぼってりした風采の中に何かしら人を惹きつける、また自分を高みにおくような魅力をもっている。
ブライダルでは人気のバラのようである。
 
花名「「シェドゥーブル」。仏語で「傑作」という意味。
ウェディングシーンで最も王道の花のようで、その名の通り、これぞ ‘バラの最高傑作といいたくなるような、エレガントで誇り高い大輪のバラ ’と、言いたかった、のだろう(出典・参考:marry-xoxo)。

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