新たな年の1月。私の散歩道の道際等の草花達は、晩秋から冬の時期にあって、そして次へ時季への準備に入っているようだ---

昨年12月からの、新たな時候の移りに観る草花の姿、姿---その12。

　／そこに満願の黄色い花、
　　　　そは５年前に出遭いし散歩道／

　昨年12月末の、何時もの散歩の道際。晩秋から初冬へと、そして新たな年へと時季も急いでいるようである。

５年前の12月。私がここに投稿を始めて間もない時期でもあった。
それは、私のあるバラの出遭いによって、少なからずの衝撃みたいなもの、どこまでも深奥の黄色の、美しいというより、何か名状しがたい姿を、観てしまったとでも言おうか。

黄色いバラの姿でもあった。 そのバラが、何故そこにそうあるの？、という自問でもあった。

その一株の木立性のバラは、人通りの多くとは言えないある路地の一角にある、あるお宅の古い板塀に寄り添うように、黄色の幾重もの花弁をそこに観たのであった。

そして、この５年後の今年。同じ場所で、その ’黄色い薔薇’ を親しくそこに観た。　　


　　　　　黄色いバラ(薔薇)