７月３０日撮影　県営公園

この日はなんだか樹木の日でした。
外周を歩いているとこんな木に出会いましたよ。
この公園は米軍基地が返還されたところで、鬱蒼とした森っぽいところが魅力だと思っていたのですが
数年前にバーベキューコーナーのようなところができ、ずいぶんと木が切り倒されました。
おまけに、フェンスの向こう側の自衛隊基地の森も切り拓かれ、いろいろなものが絡みついてぶら下がったお化けのような木もなくなり、すっかり明るくなってしまいました。

１番外側を歩くと、土がふかふかで、ちょっと泥濘んでいて、いろいろなきのこも生えていて
フェンスの破れたところに野良猫が住んでいたり、角っこで楽器の練習をする人がいたり…と面白い公園だったのですが
今はコゲラが木をつつく音も聞こえません😔しょんぼり。

そんな中見つけた木です。
今まで全然気が付きませんでした。
ミズキといい、この時期に本当にここに来ていなかったんだなぁと思いました。

なんだろうと思いましたが
ちゃんと札が付いていましたよ。
前からありました！…というヘタリ具合の札でした😆

クマシデ（熊四手）
カバノキ科クマシデ属

・本州、四国及び九州に分布するカバノキ科の落葉高木。日当たりのよい谷沿いを好み、各地の山地あるいは低山帯に自生するが、稀に庭木として使われる。
・イヌシデやアカシデに比べて葉が大きくゴワゴワした雰囲気を持つため、たくましい様子を表す「クマ」を付けて「クマシデ」と呼ばれる。シデは「四手」で、果実が垂れ下がる様子を、注連縄や神事に使う紙垂に例えたもの。
（庭木図鑑 植木ペディア　より）

木は急に大きくはならないので、
この木は前からあったのだと思いますが、この実は初めて見ました。
カナムグラの雌花みたいですね。
このひらひらの間に種があり、カサカサになって下に落ちるとカサカサが粉々になり、種が残るようです。

陽当たりが良くなったので、実もたくさん付いたのかな？