【郷土の風景シリーズ:木の実三色編】

📝この写真画像は、我が家から歩いて3分のすぐ近くを流れる大久保川の堤防・土手沿いに生えている3種の木にはそれぞれ色違いの果実が成っている様子を撮ったものデス🐶

🟡センダン:栴檀の実:chinaberry(中央の黄色の実)

📝秋〜冬の間には、熟れた実がたくさん成っているのが観られます。
秋にはまだ葉が落ちきらないので黄色い実も隠されていますが、当地では11月末頃だとすべての葉が落ち、白っぽくなった実だけが残る景色が楽しめます。
白っぽい実はほとんど見かけることはなく、たわわに実る白い実を見るのはとても新鮮な感じがします。
それを写真に収めたくて、散歩がてらにいつもこれらの様子を観ています。

📝センダンの楽しみは実だけではありません。
　5月〜6月に咲く花がとても美しいです。
その時期にはトネリコに似た細い葉がたくさんついているので、花が見えにくいのですが、5弁の淡い紫色の花が房になってたくさん咲いています。
藤色を少しくすませたようなしゃれた花色は、センダンの古名の「楝:あふち」にちなみ、楝色と呼ばれています。

『枕草子』では清少納言が詠っています🐶
「木のさまにくげなれど、楝の花いとをかし」
訳意:木の格好はみっともない感じだが、楝の花は、たいそう趣深い。
と綴っていて、その光景がそのまま現在も見られます。

もしセンダンの木を見つけたら、どうぞ花の時期、実の時期を見計らって訪ねてみてくださいマシ)^o^(

🚨センダンの実は人間の体には有毒な成分を含むので、☢️危険ですので絶対に口にしないようにしてください☠️

🔴ピラカンサ(左側の赤い実)
科・属:バラ科・トキワサンザシ属
和名:常磐山査子（トキワサンザシ）
学名:Pyracantha
英名:Firethorn

📝「小さなピラカンサ:ピラカンサス」は初夏に白い小花を咲かせ、秋には真っ赤な実をたくさんつける樹木。
常緑であまり手をかけなくても毎年花と実が楽しめるので生垣や庭木、盆栽にもよく使われます。
♡ピラカンサの花言葉
「美しさはあなたの魅力」「愛嬌」


🩶ネズミモチ:鼠黐の実(右側の実:まだ薄紫色で熟れていない様子)
和名ネズミモチは、果実がネズミの糞に似ており、姿や葉がモチノキに似ることから名付けられたものである。
別名で、タマツバキともよばれている。

・木犀:もくせい科
・学名:Ligustrum japonicum:日本のイボタノキ属
　Ligustrum（リガストラム）は、ラテン語の「ligare:縛る」が語源。
　この植物の枝で物をしばったことに由来。
　実が「鼠のフン」に、葉がモチノキ:黐の木に 似ていることからこの名に。
　「黐の木」は、鼠黐に似た木。
　　樹皮から、小鳥や虫を捕る「鳥黐:とりもち」を採取することから
　　「モチノキ:黐の木」の名になった。
・薬効:強心、利尿、強壮//薬用部位:果実
・生薬名:「女貞子:ジョテイシ」と呼ばれている。
ジョテイシは強心、利尿、緩下、強壮薬として古くから用いられており、肝臓、腎臓、腰、膝を強くし、精力も養い、若白髪や月経困難にも効き目があるとされています。
現在でもジョテイシエキスは滋養強壮を目的とした市販のドリンク剤やカプセル剤に配合されています。

✍️Works:Poetaster Kazyan//筍歌人;藪中和堂

Artistic:Three-colour fruits
October 21,2023:past 14:30':📱shooting
October 22,2023:past am 02:30';upload
by Kazyan’s Green Studio