高知県の牧野植物園に行きました。
正直、ここに行きたくて行ったのではなくて、ツアーの中に入っていたから行ったのですが、思いがけずジョウロウホトトギスに会うことができました。
植物園では先ずスタッフの方から解説がありました。ジョウロウホトトギスは高知県の固有種で、牧野富太郎博士の日本植物志図篇第一巻第一集の巻頭に掲載された植物です。ジョウロウとは宮中の貴婦人を意味する「上臈」のことだとか。博士はその辺の貴婦人ではなくて、宮中の貴婦人にこの花を例えたんですね。博士がこの植物を発見した横倉山では盗掘が進み、今ではほとんど見られなくなって、絶滅危惧種になってしまったそうです。そればかりかこの植物園からも盗んでいく人がいるとか。残念ですね。
ジョウロウホトトギスはGSで知りました。なんて不思議な花だろう、いつか見てみたいと思っていました。こうして出会えたのも朝ドラ「らんまん」のおかげかな。
植物園は「らんまん」効果で訪れる人が増え、ドラマの中で紹介された植物には解説プレートがつけられていました。スエコザサも見ることができましたよ。