八重の芙蓉の花
木槿の花が好きだった父は
二期生アラビア語班
フランス語(現地で通訳)を
故郷出身の大川周明の学校
(東亜経済調査局付属研究所
通称大川塾)で学んで
１７歳で戦争に　船(扶桑丸)で
対馬海峡を渡り
台北について実家に髪と爪を切って送ったそうです
それからベトナムやカンボジアの
独立の為に戦い終戦になっても
日本に帰らないつもりで渡航したそうです
終戦して　山にこもる準備をして
小船に荷物を積んで川をさかのぼろうとしていた時にベドミンに捕まり
収容所に収容されて尋問されたりしたそうですが　
知り合いがいて悪い人ではないと話してくれて　その後解放されて
山形の酒田に帰ってきました

戦争で亡くなられた同期生
毎年恩師と戦死された方々の墓参と
年始の挨拶を亡くなるまで欠かした事がありませんでした

二度と戦争が起こらない様に
平和な世界を願って
戦後は
その記録に力を注いだ人生でした
故郷では大川周明の顕彰碑が立ててあります
毎年顕彰会　催されていますがそのお世話もしていました…