残暑お見舞い申し上げます

立秋を迎え　ただ中にあり
連日　台風の余波による
雨を見ない日はありません。
涼しいかといえば
そうでもなく　気温湿度ともに
過ごしやすいとは
お世辞にも言えますまい。

さて　リンドウの花
かつては日本全土の山野や草地
などに自生していたとか
生い茂る　丈高い夏草を
適宜　刈り取る人の手により
棲みかの侵食を免れていました。
野生で見るのも稀になりました。

画像にあるものも含め
一般に園芸品種や切り花として
夏の初めごろより見られる
丈の高いものはエゾリンドウの
交雑種だそうです。

原産地は世界各国に及び
日本には18種が確認されてます。
多くは草丈の短いもの
そして古くから生薬として
用いられてきました。
起源は古く　古代エジプトに
さかのぼり　学名ゲンチアナは
この植物の薬効を発見したとされる
人物の名を冠しています。

東アジアでも同様　薬用に
漢名　竜胆
良薬口に苦し　と言われるほどに
非常に苦い生薬だそうな
洋の東西を問わず　薬として
重宝されてきました。

日の光に呼応し　花弁を開く
本来の開花は　あと一月ほど先
リンドウ科　リンドウ属
多年生植物
画像の花は白をベースに
ほんのり青紫がさし　涼しげ
鬱陶しい時期に　視覚より
慰められます。

花言葉　勝利　正義
　　　　そして
　　　　あなたの悲しみに寄り添う

立秋とはいえ
いつ果てるとも知れない酷暑
まずは　ご自愛を

今日１日　お疲れ様でした。