ダイスギ（台杉）

木の根元？切り株からまた木が生えてきている不思議な光景を見ました！🌲🌲🌲

調べてみると京都市中川地方で古くから行われている育林方法で北山台杉と呼ばれ西暦1200年（室町中期）から600余年の歴史があるそうです。

１本の幹から３～５本の立木が真っすぐ伸びて、その独特の形状台に枝を残すことによって、台の上の立ち木を伐採しても、次から次へと新しい芽が出てきて次の世代が育つので、植林をする必要がない。

新芽の成長にかかる時間はおよそ20年ほどとかなり早いので、この台杉仕立ては環境への害を抑えながら木材の需要に大きく応えることができる育林方法ということでした。
今では木材としての需要は減り、形状を楽しむために庭園などに植えられているとのこと。

昔の人々の知恵と工夫にひれ伏す想いです🙇‍♀️

＊京都龍安寺の庭にて6/20