奥山の里山へ、梅干しにするための梅を妻と採りに行った

病気などで三人家族全員が亡くなった近所の親戚が、山へ梅を取りに来ていた

10分ぐらい会話を交わして先に進んだ

私達夫婦の山はさらに奥山である

梅林につくと、なんと予想を超えて、梅が鈴なりになっていた

重さのあまりに、15本の木のほとんどが枝が地に着きそうなのである

日当たりが良いところでは、梅が一部赤くなっていた

15kgの目標が2kg超えの17kgもあった

先日、採取した残りの梅と合わせて、これで20kgを漬けることができる

数十倍か、数百倍かは分からないが、残りは熟したあと、動物の食べ物、植物の栄養ととなる

二世代前は出荷していたそうであるが、山奥から運ぶだけでも重労働である

帰りに先ほど会話を交わした老夫婦に追いついた

色々と話を伺って見ると、79歳と76歳の夫婦であった
50キロぐらい離れた海田市から来られたそうだ

私達夫婦はまだまだひよっこのようである

夫婦で奥山の里山へ行ける日がいつまで続くかは分からないが、今を慈しみ、大切に思って歩き、いつか、今日、出会った老夫婦のように、人様から、あんな夫婦になりたいね、と感じてもらいたいものだね、と妻と語った