5月は皐月、早月とも。早苗を植える月という。緑が映えゆくこの時季にあって、私の散歩道の道際等の草花達は、まさに百花繚乱にも包まれていくようである---

４月からの、草花達の生きいきとした姿、姿---その14。

／４弁無垢の白い花、
　　　　　　　素直な伸びやか葉枝に静かな余韻が／

　４月は下旬の何時もの散歩道の道際。
主たるに散歩道の最終点に近い、比較的日陰を春夏秋冬に作っているその道際に、白い４弁の花が、ジッとこちら散歩者を見つめている様であった。
こちらも、ジッと見つめ返した。
何故に４弁なのか、見慣れる5弁以上の花に比ぶれば、何故かそこに神秘的な雰囲気をいつも感じるのである。
これは、この草花に限ったことではないのである。

そして、この草花の葉は、長さ数センチほどの縁のギザギザが目立ち、しなやかに伸びる枝、その枝分かれが多くしている。

その草花の、４弁の花の無垢の白さ、葉・枝の伸びやかな素直さに、静かな余韻をもってそこを後にした。


　　　　　　　　シロヤマブキ(白山吹)


＜‘シロヤマブキとシロバナヤマブキ’について、下記の「シロヤマブキ」より、次に:
(花の違いで) シロヤマブキは「花弁が４枚」で、(ヤマブキの範疇の)シロバナヤマブキは「花弁が５枚」。またシロヤマブキは中心部に黄色い雄しべが多数見られる。

(また)シロバナヤマブキに比べれば花数が少ないが、挿し木などで容易に繁殖し、丈夫な性質を持つことから園芸品として世界中に広がっており、庭園でよく使われる。日本以外でも朝鮮半島や中国に自生。＞


・ヤマブキ＜山吹＞(バラ科 ヤマブキ属)
(シロヤマブキ＜白山吹＞は、この後に記述)
(備忘: ヤマブキ及びシロヤマブキの属性について4/18or4/19 ‘21)