私がまだ植物に対して情が無かった若い頃、
母親に持ち帰らされた紅葉の苗木を植えるため
庭に生け垣として植えてあった白丁花を
根元から伐採して植栽スペースを作りました。
今思えば植替えとか方法はあったのに
なんとも酷い事しますよね。

長い年月を経て、紅葉の幹に寄り添うように
ばっさり切られた白丁花は小さな低木として甦ってます。
紅葉が繁っていて一日中殆ど日陰になるので
この可愛らしい花はもう数える程しか咲きません。
つややかで斑入りの葉も今の私なら大好物なのに
あの頃は何も見えてなかったんですね。

恨み言も言わず直向きに育つこの子が
もう少し快適な環境で暮らせるように
私はもっと勉強しなくてはいけないのです。