2023年3月30日(木)、その3。

この写真は、妻とともに孫と娘を連れて、地元の疫神社、推古桜、薬師寺を見せてまわり、さいご、地元の公園で、ブランコ遊びをしているときに撮影しました。

正面の山に沿って生えている桜(推古桜の下方に咲いている桜)を見ていると、疫神社のふもとから龍が沸き起こり山に昇り、そして、空に飛び立とうとしている姿に見えたのです。
そのときに、私の頭によぎった日本画は、足立美術館で拝見した横山大観の『龍興而雲致』の日本画でした。私流のこの意味は「龍が空に登っていく。そして、雲が沸き立った。』と理解しています。元々のこの言葉の語源は、『竜興雲致』(りゅうこうちうん)で、意味は「徳の高い天子が立つと聡明な臣下が現れることのたとえ。竜が興ると雲を沸き起こすという意味から。」だからです。中国の名言なのです。
それを大観が、間に一字「而」(そして、という意味)を加えたように思います。

さて、もう一度、写真を見てください。桜が竜の形をしていて、口先は山に平行して、口を開けて左側に登り、それから空へ飛び立とうとしています。そこには雲が沸き立ちます。
もっとよく見ると、上方の桜も龍の頭のように見え、すでに龍が昇りたち、雲を湧き立たせているようにも見えます。

いま世界は、ロシアのウクライナ進行が一年以上継続して、悲劇を続けています。そこで、ここに立派なリーダーが生まれれば、たちどころに優れた部下が現れ、世界問題を解決して行くというプロセスになればいいな、と思って、撮影しました。
この写真の手前では、孫がブランコ遊びをしています。
そのおかげで、この構図の写真を取ることができました。
岸田総理は、色々と批判を浴びていますが、広島で行われるG7のリーダーとして、これまでになかった素晴らしい提案をしてもらいたいと心から願います。