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シェルマン
2023/03/29
いきなりですが、息子に襲いかかったある病気を題材にした「独り言シリーズ」は、それなりのHAPPY ENDを迎えたので、もう「完」としたいと思います😄✌️
さっそくですが、
元々は、ショートショートストーリーを掲載していましたから、新たなシリーズの連載開始🎵
(そんなもの待っていないって?…ずびばぜん)😅
新たなシリーズは、「笑うウイルス」。。。
これは既に「奇妙なウイルス」として、このGSに上げたことがあるのですが、まだ中途半端で未完成でした。
今回は、ちょっと自信作です。
皆様の忌憚のない感想をお待ちしております。
たぶん、5回位に分けて連載予定です。
それでは…1回目
20XX年、元日の早朝。
西園寺は、民自党内の年始挨拶の原稿を見直すため、大晦日の党内納会を早々に切り上げ、官邸に泊まり込んでいた。
昨年の夏ごろから始まった国内の異常な状況に振り回されていたのだ。
激しいドアノックと同時に、総理執務室へ秘書官が駆け込んできた。
「西園寺総理、大変です。また新たな変異ウイルスが発見されました」
「なんだなんだ、早朝から騒がしいな、なに?また変異ウイルスだと?今度はいったいどんな症状だというのだ」
「このウイルスに感染すると笑いが止まらなくなるそうです」
「笑いが止まらないだと?全くふざけたウイルスだな。正月早々いったいどうなっているのだ…」
このことは、またもや全てのTV局、ラジオ局を通し、緊急速報として一斉に放送された。
今回の発見で、変異ウイルス数は12種となっていた。
この奇妙な症状を示すウイルス騒動は、西園寺が半年前に総理に就任後、暫くして始まったが、原因が皆目見当つかず対策も全く見出せていなかった。
また、感染者数は、なんと国内総人口の5%にも達していた。
この数は、総人口が1億2000万人とすると、600万人が感染したことになる。
対策が見出せないまま、このままの勢いが続けば、やがて1000万人、2000万人と増え、西園寺政権が音を立てて崩れ去るのは火を見るより明らかだった。いや、どんな政権が立とうがこのままではどうにもならないのだ。
とにかく早急な対策と原因を見つけ出すことが急務であった。
遡ること半年前。
街を歩けば高齢者に当たると言われるこの時代、少子高齢化にも歯止めがかからず、経済回復策は万作尽きて、国民の不満は与党である民自党政権に向いていた。
民自党はまさにそのあおりを受け、時の総裁は任期を残したまま失脚したため、解散総選挙へと追い込まれた。
しかしながら、野党もこの機会を逃さず、なんとか与党になるべく画策はしたものの、野党全体をまとめる求心力のある強い勢力がなく、ばらばらに蠢いたため、結局は民自党が再び政権を立て直して、半世紀以上保った政権を交代という屈辱から免れることができた。
だが、なんとか保てた民自党内でも、次期総理総裁選びは困難を極めていた。各派閥の長老たちは、なんとか派閥争いを避け、国民受けする候補に一本化し、この難局を乗り切るべく裏工作に没頭していた。
そんな折、同党内の無派閥から、とても国民に人気のある若手の西園寺が、『日本を大改革しよう!その実現に向けては国民のアイデアを全て採用します』と、耳触りの良い公約を掲げ立候補したものだから、国民は西園寺支持で沸き立っていた。
候補者の一本化案を反故にされた派閥の長老達の怒りは収まらず、調子に乗った若造に飴でも与えて、幕引きを図ろうと西園寺を呼び出した。
だが、西園寺は、用意された幹事長のポストを蹴り、逆に「国民の不満が渦巻く中で、この国を引っ張るのに国民からの支持の高い私以外に誰がいるのですか。私以外に候補がいるなら、今すぐここに連れてきて下さい」と強気に捲し立てた。
長老達は、勢いのある西園寺を外すことは得策ではないと判断し、苦々しく思いながらも新総理として指名せざるを得なかった。
新総理誕生の1ヶ月後、国会中に奇妙な行動で審議を惑わす議員が現れ始めていた。
TV中継中にも係わらず、国会の場で急に身体が楽になったと大あくびを繰り返し、無気力感を漂わせたり、更には突然立ち上がり歌いだすという奇行に走る議員も出始め、国会は空転状態となっていた。
当然ながら、国民の新政権への風当たりは相当に強く、西園寺総理の評価は止めどなく下がる一方だった。
つづく
kaorin
2023/03/30
おはようございます。
本来のお兄様が、蘇りましたね🤩
長〜い🤣
けど、とっても嬉しい🤣楽しい😍。
出来れば、休日前の発表であって欲しかった🤭。
ゆっくり読みたいじゃない🥰
復活おめでとう🎉ございました👏👏👏
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1
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こくわ72
2023/03/30
@シェルマンさん
おはようございます。
独り言シリーズ。happy endですか。
思い立ったら、続編短編で、
新シリーズ。ワクワク期待してます。
自信作。
国会開会中に居眠りしてるのはウィルスのせいか?と。
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1
返信
シェルマン
2023/03/30
@kaorin
さん
妹よ❗️
ゆっくり読まれるとボロが出るので、ササッと流し読みしておくれ😅💦
でも、読んでくれて嬉しいよ🎵ありがとね😉🎶
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1
返信
シェルマン
2023/03/30
@こくわ72
さん
期待されるほど、大したもんではありまへん😅💦
確かに国会で居眠りしてるのは、議事堂内に大昔からウイルスが潜んでいるのかも知れませんね😉✌️
その発想おもしろいですね‼️
どこかで使わせてもらうかも😁🎵
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1
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シェルマン
単身赴任で19年東京にいました😅❗ 大阪に帰ってきた今、荒れ放題の庭を手入れしていきたいと思っています😊✋ 最近は小説家気取りで短編小説書いたり、イソップ物語をもじってウソップ童話を書いたりと、思っていることを文章に起こす喜びに浸っております😉🎉 目指せ直木賞‼️‼️‼️💃
キーワード
短編小説なみ(笑)
さっそくですが、
元々は、ショートショートストーリーを掲載していましたから、新たなシリーズの連載開始🎵
(そんなもの待っていないって?…ずびばぜん)😅
新たなシリーズは、「笑うウイルス」。。。
これは既に「奇妙なウイルス」として、このGSに上げたことがあるのですが、まだ中途半端で未完成でした。
今回は、ちょっと自信作です。
皆様の忌憚のない感想をお待ちしております。
たぶん、5回位に分けて連載予定です。
それでは…1回目
20XX年、元日の早朝。
西園寺は、民自党内の年始挨拶の原稿を見直すため、大晦日の党内納会を早々に切り上げ、官邸に泊まり込んでいた。
昨年の夏ごろから始まった国内の異常な状況に振り回されていたのだ。
激しいドアノックと同時に、総理執務室へ秘書官が駆け込んできた。
「西園寺総理、大変です。また新たな変異ウイルスが発見されました」
「なんだなんだ、早朝から騒がしいな、なに?また変異ウイルスだと?今度はいったいどんな症状だというのだ」
「このウイルスに感染すると笑いが止まらなくなるそうです」
「笑いが止まらないだと?全くふざけたウイルスだな。正月早々いったいどうなっているのだ…」
このことは、またもや全てのTV局、ラジオ局を通し、緊急速報として一斉に放送された。
今回の発見で、変異ウイルス数は12種となっていた。
この奇妙な症状を示すウイルス騒動は、西園寺が半年前に総理に就任後、暫くして始まったが、原因が皆目見当つかず対策も全く見出せていなかった。
また、感染者数は、なんと国内総人口の5%にも達していた。
この数は、総人口が1億2000万人とすると、600万人が感染したことになる。
対策が見出せないまま、このままの勢いが続けば、やがて1000万人、2000万人と増え、西園寺政権が音を立てて崩れ去るのは火を見るより明らかだった。いや、どんな政権が立とうがこのままではどうにもならないのだ。
とにかく早急な対策と原因を見つけ出すことが急務であった。
遡ること半年前。
街を歩けば高齢者に当たると言われるこの時代、少子高齢化にも歯止めがかからず、経済回復策は万作尽きて、国民の不満は与党である民自党政権に向いていた。
民自党はまさにそのあおりを受け、時の総裁は任期を残したまま失脚したため、解散総選挙へと追い込まれた。
しかしながら、野党もこの機会を逃さず、なんとか与党になるべく画策はしたものの、野党全体をまとめる求心力のある強い勢力がなく、ばらばらに蠢いたため、結局は民自党が再び政権を立て直して、半世紀以上保った政権を交代という屈辱から免れることができた。
だが、なんとか保てた民自党内でも、次期総理総裁選びは困難を極めていた。各派閥の長老たちは、なんとか派閥争いを避け、国民受けする候補に一本化し、この難局を乗り切るべく裏工作に没頭していた。
そんな折、同党内の無派閥から、とても国民に人気のある若手の西園寺が、『日本を大改革しよう!その実現に向けては国民のアイデアを全て採用します』と、耳触りの良い公約を掲げ立候補したものだから、国民は西園寺支持で沸き立っていた。
候補者の一本化案を反故にされた派閥の長老達の怒りは収まらず、調子に乗った若造に飴でも与えて、幕引きを図ろうと西園寺を呼び出した。
だが、西園寺は、用意された幹事長のポストを蹴り、逆に「国民の不満が渦巻く中で、この国を引っ張るのに国民からの支持の高い私以外に誰がいるのですか。私以外に候補がいるなら、今すぐここに連れてきて下さい」と強気に捲し立てた。
長老達は、勢いのある西園寺を外すことは得策ではないと判断し、苦々しく思いながらも新総理として指名せざるを得なかった。
新総理誕生の1ヶ月後、国会中に奇妙な行動で審議を惑わす議員が現れ始めていた。
TV中継中にも係わらず、国会の場で急に身体が楽になったと大あくびを繰り返し、無気力感を漂わせたり、更には突然立ち上がり歌いだすという奇行に走る議員も出始め、国会は空転状態となっていた。
当然ながら、国民の新政権への風当たりは相当に強く、西園寺総理の評価は止めどなく下がる一方だった。
つづく