３月は弥生、草木生い茂る月。私の散歩道の道際等でも、冬季にはジッと耐えて辛抱していた草花達は、やっと芽や花を付け始めたり、また重い土を持ち上げ、芽吹きへ初々しく、全てが大きな深呼吸の中にあるようだ---

２月からの、草花達がその季節をエンジィし始めている姿、姿---その14。

　　／沢山の小さな黄花付け、
　　　　　　　枝垂れる鋭い鋸歯持つは複葉群の中／　　

　3月の初旬の何時もの散歩道の道際。
その帰り際でのある洒落た住居の前に観るは、小さい葉を沢山に持つ複葉の葉群の中に、流れるように、小さな黄色の花を付けて枝垂れるさまを。

そしてまた、その葉群を成す小葉には、鋭い鋸歯を持ってもこの草花を特徴ずけてもいるのである。

それは、何か近寄り難くも、近くよりたくなるものを感じさせるのが、この草花の特徴なのであろうと、出逢いほどに何時もそう思って、そこを通り過ぎるのである。

　　　　　　　 ヒイラギナンテン(柊南天)


＜‘ヒイラギナンテンの名の由来’について、下記の「ヒイラギナンテン」より抜粋、次に,
ヒイラギナンテンの名前は、この葉がヒイラギ(モクセイ科)によく似ており、ナンテンのように複葉であること、ナンテンのような果実を実らせることに由来。＞

・ヒイラギナンテン＜柊南天＞(メギ科 メギ属)
(備忘: ヒイラギナンテンの属性等について 3/23 ‘21)