３月は弥生、草木生い茂る月。私の散歩道の道際等でも、冬季にはジッと耐えて辛抱していた草花達は、やっと芽や花を付け始めたり、また重い土を持ち上げ、芽吹きへ初々しく、全てが大きな深呼吸の中にあるようだ---

２月からの、草花達がその季節をエンジィし始めている姿、姿---その12。

　　／進みゆく春、今年も早くも観るは紫５弁花／

　3月の初旬の何時もの散歩道の道際。
横に長く続くオープンスペース。そこに観るは、進みゆくこの季節に歩調を合わせるように、上部の茎の葉の付け根から花柄を伸ばし、花径4〜5cm程の紫の花色を付けた幾つかの花を咲かせていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
その花の花筒の中には、白い毛が見えて、中央に雄しべの黄色い葯(雄しべ先の、花粉が入った袋)が、また雌しべはその下に隠れている、その様子がチラッと垣間見えた。

これから、もっとその様子が、ハッキリしてくるのだろうと思って、そこを離れた。


ツルニチニチソウ(蔓日々草)


＜‘ツルニチニチソウの花名’について、下記の「ツルニチニチソウ」より抜粋、次に:
　花は花冠が深く5裂して平らに開き、中央にはスイセンなどに見られる副花冠があります。この花姿が同科のニチニチソウ*に似ていることから、ツルニチニチソウの名前が付く。＞　*同じキョウチキトウ科


・ツルニチニチソウ＜蔓日々草＞(キョウチクトウ科 ビンカ属/ツルニチニチソウ属)
(備忘: ツルニチニチソウの属性等について 3/17 ’21)