枇杷の花

寒い季節に暖かそうな綿毛に包まれた小さな花を咲かせます。
12月頃から枝の先に白色五弁の小花をたくさん付け、花の色が白から黄みを帯びてくるにしたがって、香りが徐々に強くなってきますよ。

植物名の由来は牧野博士が楽器の琵琶に似ているので名付けたとされるが、葉形か果実の形のいずれが似ているかハッキリしないらしい。

漢名は「枇杷」で別名は「蘆橘（ろきつ）」。

枇杷の木を植えるのは縁起が悪いと言われてるそうですね。

諸説あるとのことで、ちょっと調べてみました😅

よく言われるのが、枇杷の木は葉っぱが大きく成長も早く、家が木の陰に入ってしまい、日当たりが悪くなるという話です。
日当たりの悪いせいで、家の中で病気の原因になる湿気やカビが繁殖しやすくなるため、住んでいる人が病気になるとする説。

電気が普及していない昔は太陽の自然光を頼りに生活をしていたので、それを遮ってしまう枇杷の木は縁起が悪い木という印象が定着したという説。

実をつける木は実の重みで枝が下がるので、繁栄からの転落を意味する成り下がりの木として自宅の庭に植えるのは縁起が悪いと避けられてきたので、枇杷もまたこの1つ。

枇杷の木には横に根を伸ばす性質があり、横に広がっていく根は家の土台を持ち上げたり、地中に埋まっている水道管などを破損させる原因となるので、自宅に悪い影響の恐れがある。

枇杷は栄養価が優れていて、特に葉の部分は古くから薬としての効果が期待されています。
中国ではその昔、枇杷の葉を求めて、病を患っている人たちが、枇杷の木がある所にやって来て行列が絶えなかったそうで、枇杷の木には病を患っている人たちが次々と寄ってくる。だから縁起が悪いという噂が広まった。

枇杷の優れた効能から「枇杷はお医者さん要らず」と言われるようになったことで、お医者さんが「枇杷の木を植えると病人が出る・不幸になる」というデマを流した……という説。

面白いですね～😊

主人の実家の庭に枇杷の木があり、毎年実がなると美味しく頂きました。
両親が施設に入り、家も処分。
思い出の枇杷の木も今は心の中だけとなりました😓