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もちっこさんのゴンズイの投稿画像

2023/01/04
12月28日撮影 東京都薬用植物園

鮮やかな赤い実から飛び出ている黒い種子。
ゴンズイですね。
この前のシワシワの実のときは見たことがありましたが、この状態は写真でしか見たことがなかったので、嬉しいです🥰

ゴンズイ(権翠)
ミツバウツギ科ミツバウツギ属(ゴンズイ属)←どちらかな?

・関東地方以西の本州、四国、九州及び南西諸島に分布するミツバウツギ科の落葉樹。日当たりのよい低山の雑木林などで普通に自生し、普段は目立たないが、葉が緑色の時季から果実が赤くなるため、初秋には人目を惹く。
・ゴンズイの仲間は中国及び朝鮮半島南部に見られるが、本種は日本の固有種であり、19世紀の始めにシーボルトらが当時の新種として発見した。地方によってはキブシやコシアブラをゴンズイと呼ぶことがある。
・名前の由来には、①毒を持つナマズの仲間「ゴンズイ」と同様、役に立たないためとする説、②ミカン科のゴシュユが中国から伝わった際に本種と混同され、ゴシュユがゴンズイに転訛したとする説がある。実際には、魚のゴンズイは天ぷらにすることがあり、樹木のゴンズイは若菜を食べることがある。
・葉は長さ4~9センチの小葉が5~9枚集まって羽根状になる。小葉は細長い卵形で先端が尖り、晩秋には紫がかった色に紅葉する。ゴンズイは別名を「クロクサギ(黒臭木)」というが、葉をちぎると独特の香りがする。クサギに比べれば葉は断然大きく、その形状も異なるが、果実が青いクサギに対する命名と思われる。
・ゴンズイの開花は5~6月。その年に伸びた若い小枝の先端に、多数の小花が穂状になって咲く。花は直径5ミリほどの淡い黄緑色で、花弁と萼が5枚ずつあるがあまり目立たない。
・花の後には画像のようにユニークな袋状の果実ができ、9~11月に赤く熟すと縦に裂け、中から光沢のある黒い種子が1~2粒ほど顔を出す。学名のEuscaphisは美しい小舟を意味する造語で、果実の様子にちなむ。種子は堅く、人気があるとはいえないがツグミ、イカル、シロハラ、シメなどの野鳥が採食する。、
・樹皮は紫色を帯びた黒色で、白く掠れた不規則な模様が入り、樹齢を重ねると縦に剥離する。稀にシラカバなみに幹の白い個体があり、庭木として珍重される。材質は柔らかく建材としては使いにくいが、加工しやすいため細工物に使われる。
(庭木図鑑 植木ペディア より)

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