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もちっこさんのハマビシの投稿画像

2022/11/05
9月11日撮影 都立薬用植物園

漢方薬原料植物区にわしゃわしゃ生えていました。
羽状複葉でマメ科の葉っぽいと思いましたが、奇数羽状複葉ではなく、偶数羽状複葉で、毛だらけです。

これは何?…ご安心を!
植物園なので下草じゃなければ札があります😆

ハマビシ(浜菱)
ハマビシ科ハマビシ属

絶滅危惧IB類(EN)

暖かい地域の、海岸の砂浜に生育する一年草もしくは越年草です。茎は低く匍匐し、葉は偶数羽状複葉で、小葉数の多い葉(7-8対程度)と、少ない葉(5対程度)が対生します。
花が開いている時間は概ね朝から午前中までで、午後にはしぼみます。薬用部分である果実には鋭いトゲを生じますので、観察時はご注意ください。
世界的に見ればハマビシは暖かい地域の海岸、熱帯では内陸の乾燥地まで広く分布する植物です。しかし国内での分布が暖地の砂浜に限られること、またそのような場所は海水浴場などに使われるため、トゲのある本種は危険であるとして除去されることなどから、日本国内での自生個体数が少なくなっており、絶滅危惧IB類とされています。
ハマビシ科は地中海沿岸を中心に世界の暖帯~熱帯の乾燥地に約300種が知られ、日本にはハマビシ1種のみが分布します。
果実は生薬名をシツリシと称し、駆瘀血、かゆみの改善などの目的で漢方薬方に用いられます。本生薬の配合をうたうサプリメントが販売されていますが、シツリシは医薬品成分とされており、いわゆる健康食品や食用に供することは禁止されていますので要注意です。
【生薬名】シツリシ(蒺䔧子)
【薬用部分】果実
【用途】漢方処方用薬:鎮痒(当帰飲子)
【成分】フェネチルアミン誘導体(テレストリアミド)、フラボノイド(ケンフェロール)他
【分布】本州(千葉県・福井県以西)、四国、九州、南アジア
(東京都薬用植物園 季節の花 より)

ハマビシを検索したところ、トップに来たのが下の記事。
薬用植物園の記事にも書かれていましたが、気を付けないといけないのですね。


ハマビシ成分を含むサプリメントは、インターネット等で海外製のものが販売されていますが、注意が必要です。
 ハマビシの「果実」は、日本では医薬品成分とされており、いわゆる健康食品や食用に供することは禁止されています。
 そして、ハマビシには、神経系、筋肉、肝臓及び腎臓への影響が報告されており、ハマビシの草木部分についても、一部のEU加盟国は食品サプリメントへの使用は安全でないとして流通を禁止しています。
 スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)は、食品サプリメントへのハマビシ(Tribulus terrestris)の使用のリスクに関する報告書を公表しましたが(7月20日)、草木部分の使用について安全であると評価するための十分な毒性学的データはなかったとしています。そして、食品サプリメントにおけるハマビシ(果実、地上部の草木、その抽出物のいずれの場合も)の最大一日摂取量は薬としての使用量を超えてはならないとしています。
(内閣府 食品安全委員会 ー健康食品に関する危害情報についてー より)

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