９月１１日撮影　都立薬用植物園

わーい、ゴマです。
去年、トトロの森の近くの畑で見かけてクイズで出しましたが、畑の中ほどにあったため、遠すぎて花もよく見えなかったのです。
ここでは目の前に！！

昔、職場の畑でちょこっと育てていた方がいらしたので、実を見たことがあります。
この、下に見えている細長いサヤの中に、縦にどばーっと実が並んでいます。

ゴマ（胡麻）
ゴマ科ゴマ属

1年草又は多年草、まれに低木、地上性。葉は全縁又は掌状。花は単生。花柄は短い。萼は脱落性又は宿存性。花冠は白色、ピンク色、又は紫色、傾いた鐘形、不明瞭な2唇形、最も下側の裂片が最も大きい。花盤には腺がある。子房は2室、先まで偽壁で分かれる。胚珠は多数、各室に1列につく。果実は縦に裂開する蒴果、長円形～倒円錐形、4溝があり、嘴がある。種子は倒卵形、扁平、翼又縁があり、まれに平滑。種皮は平滑又はしわがある。
　世界に約31種があり、世界の熱帯、亜熱帯に分布し、主にアフリカ、インド、オーストラリア、ニューギニア等に分布する。
（三河の植物観察　より）

ゴマの原産地は熱帯アフリカのサバナ地帯とされ、ここから世界各地へと伝播しました。
紀元前3000年にはエジプト、メソポタミアなどで既に用いられ、日本へは6世紀ころ入り、8世紀奈良時代にはすでに主要作物となっていたようです。
平成23年（2011年）施行の第16改正日本薬局方から、日本薬局方収載生薬となりました。
黒ゴマおよび金ゴマの花はピンク色、白ゴマは花も白色です。
【生薬名】ゴマ（胡麻）
【薬用部分】種子
【用途】漢方処方用薬：滋養強壮（消風散）
【成分】リグナン類（セサミン他）、脂肪油など
【原産地】アフリカ
（東京都薬用植物園　季節の花　より）

これはピンク色の花なので、黒ゴマか金ゴマですね。
ちょろちょろ見えている２裂している白いものは柱頭でしょうか？可愛らしい🥰