９月、夜長月の長月。私の散歩道の道際等の草花達は、熱さと強い日差しから解放されて、より充実した自己表現に向けて、その個性ある色彩をより長く放そうとしているようだ。

８月からの、そして熱さから解き放された草花たちの姿 ---その24。

　　／橙花と黄花の同じ舌状花、
　　　　　　　　　黄金色競い合って映えてそこに／
　　
盛夏が過ぎ、次の季の気配が感ぜられ様になったある集合住宅のオープンスペース。
そこに、橙花と黄花の同じ舌状花が、混合し寄せ合うようにして、また混戦しているかのようにも見えて、それらが己がじしその黄金色を競い合って映えていた。

その橙花はその花弁は8枚、一方黄花は八重咲きで、その色合いや花弁の重なり除けば、花形や葉形はほぼ同じの草花であった。

それは、花期が長く、真夏の酷暑にも負けずに、初めは出した秋風のなかにも、鮮やかな花を次々と咲かせていた。

　　　　　　　キバナコスモス(黄花秋桜)


・キバナコスモス＜黄花秋桜、別名 キバナアキザクラ<黄花秋桜>＞(キク科 コスモス属)
　(備忘: キバナコスモスの属性等について 9/8 ‘22)