〜ネコチャン通信、番外編〜
9月11日の早朝、青ちゃんが亡くなりました。
悲しい出来事なので皆さまにお知らせするか迷いましたが、こちらで皆さまに可愛がってもらってらいたし、不自然に登場しなくなるのもどうかと思いましたので、ご報告させていただきます。

原因は交通事故。轢き逃げです(動物の場合は十中八九そうでしょうが…)。
お隣さんが犬の散歩中に見つけて、うちに知らせてくれました。
母と急いで現場に駆けつけると、すぐに青ちゃんとは分からない惨い姿の遺体がありました。
しかし、目の色を確認し、触り慣れた頭や背中、尻尾を撫でると「あぁ、青ちゃんだ」と確信しました。
周りを見ると、少し離れたところから残されたシロちゃん一家がこちらを伺っていました。
すぐに青ちゃんを家に連れて帰り、汗と涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら、出来るだけ綺麗にしてあげて、歴代ネコチャンのお墓の並びに墓穴を掘り、たくさんのコスモスをベッド代わりにして埋めてあげました。
その一部始終をシロちゃん一家が近くで見守っていました。

外にいる限りこういうリスクがあるのは分かっていましたが、我が家の周りはスピードを出せない細い道で、通るのは住んでる人か宅配くらい。
青ちゃんが轢かれたのはシロちゃんの縄張りから少し外れたやや大きな道。とは言え、車通りもさほど多くなく、油断していました。
人懐っこい子で、時として警戒心よりも好奇心が勝ってしまう子だったので、何かに気を取られて飛び出してしまったのかもしれません。
それ以来、シロちゃん一家は尋常じゃないほど車のエンジン音を怖がり、チョビちゃんとオッドちゃんは赤ちゃん返りしたようにシロちゃんに甘え、シロちゃんもこれまで以上に２匹を慈しんでいます。
おそらく、青ちゃんが轢かれるところを皆んな目撃し、心に大きな傷を負ったのだと思います。

下僕も青ちゃんとは仲良しだったので、こんなことになるなら早くに捕獲と里親探しをすれば良かったと後悔ばかりが募り、かなり落ち込みました。
どうしてあんなに可愛い子を轢き殺した上に放置して去れるのか、犯人にも腹が立ち悔しくて毎晩泣きました。
あのフクちゃんが噛むのを控えてペロペロ多めにしてくれるほどでした。

呼べばお尻尾ピーンで走って来た青ちゃん。手ぶらでもゴロゴロすり寄ってきてくれた青ちゃん。
一緒に中秋の名月を見て、明日も遊ぼうと約束したのが最後でしたね。もう会えないなんて悲しい。
守ってやれなくて、幸せにしてやれなくてごめんね。
フワフワの白い毛、ぷにぷにの肉球、小ちゃな牙の感触、舐めてくれたベロの温かさ、そして澄んだ空のような青い目。
青ちゃん、下僕は君のことを生涯忘れない。忘れられない。
だって、青ちゃんは下僕のマブダチなんだから。
うちの歴代ネコチャンズにお願いしておいたよ、白い弟分が行くからよろしく頼むって。
フクの兄弟だから、良くしてやってねって。
短い間だったけど、君と会えて楽しかった。ありがとう、青ちゃん。

GSに青ちゃんの記録を残して、皆さまに楽しんでいただけて良かったです。
青ちゃんという子猫が確かに生きた証を、たくさんの方々と共有出来ました。
ネコチャン通信は続けます、下僕の側にネコチャンがいる限り。
いつかはシロちゃん一家とも別れる時が来ると思いますが、次こそは幸せへの旅立ちの別れにすることを心に誓って、もうしばらくお世話させていただきます。

長い文章を最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
きっとあなたも青ちゃんが好きだったんですね…😊