マメ科　クズ属
東アジア～東南アジア分布
日本　北海道～九州に自生
山野　林縁　藪等
つる性多年草　大型草本
世界　侵略的外来種
ワースト100のひとつ

秋の七草のひとつ
葛の花が咲き始めました。
名の由来は大和国
現在の奈良は吉野川上流
国栖(くず)の村が葛粉の産地であり
いつしか同じ音で呼ばれる
ようになったとか。

大きな葉の間から
ちょうど藤の花を上向き
にしたような形
とても甘い香りがします。
色は　濃淡の紫色
家紋の昇り藤のようです。

今は邪魔にされがちですが
以前は全草を暮らしのなかで
利用してきたようです。
根はお菓子でおなじみ　葛粉
また生薬　葛根湯
葉やツルは家畜の飼料
ツルは農業で作業用に用い
繊維で布が織られ

さらには　マント群落
森林保護の役目を
になってきました。

ようは使わなくなった為
ともいえます。
なにか利用できるといいですね。
邪魔にしては　もったいない
気がします。

万葉のころより
親しまれた秋を代表する
お花です。
名もない歌人の一首で
しめさせていただきます。

雁かねの
寒く鳴きしゆ
水茎の
岡の葛葉は
色づきにけり　万葉集

今日１日　お疲れ様でした。