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カタバミさんのお出かけ先,/盛夏の中にも爽やかに、涼し気風景作り出す鉢の中/,ハツユキソウ(初雪草/ユーフォルビア・マルギナタ)の投稿画像

2022/08/27
8月、葉月。真夏、また盛暑の時期。何か毎年、その暑さは募るようであるが、私の散歩道の道際等の草花達は、その熱い陽の中にあっても、己が自身を一生懸命に、最大限に自己表現に向けようとしているようだ。

7月からの、熱い夏へ/夏の草花達の姿 ---その15。

   /盛夏の中にも爽やかに、 
          涼し気風景作り出す鉢の中/ 

所用で出向く道すがらの、あるお住まいの前。
比較的大きな粋な鉢から、高く背丈を伸ばして、ふんだんに白い覆輪をつけた葉を持った草花が先ず目に入る。

近づいてみる。よく観ると真っ直ぐに伸びた草花の幾つかの茎の頂部に、多数のユニークな杯状の、白い小さな可愛らしい花を幾つか咲かせていた。

そこには、盛夏の中にも爽やかな涼し気なひとつ風景があった。


 ハツユキソウ(初雪草/ユーフォルビア・マルギナタ)


<‘ハツユキソウの和名’について、下記の「ハツユキソウ」より抜粋、次に:
花序が出始める頃になると、上部の葉は密集し、白い覆輪が入る。
ハツユキソウの名前は、この美しい葉に由来する。>


・ハツユキソウ<初雪草、別名 ユーフォルビア・マルギナタ>(トウダイグサ科 トウダイグサ属/ユーフォルビア属)
 北アメリカに分布する一年草。
分布域は、ミネソタ州からコロラド州、テキサス州などを中心に広がっており、草原や牧草地などに自生している。
美しい草姿からアメリカでは広く栽培されており、逸出したものが各地で野生化している。

ハツユキソウの花期は7月~10月。
花期になると、真っ直ぐに伸びた茎の頂部に多数の花序を出し、小さな花を咲かせる。
花序はトウダイグサ科の植物に特有の杯状花序(ハイジョウカジョ)で、ユニークな形をしている。
杯状花序とは、カップ状になった総苞の中に、雄花数個と雌花が包まれる形になった花序のこと。

雄花と雌花は退化しており、雄花は雄しべ1個、雌花は雌しべ1個だけの構造となっている。
総苞は合着してカップ状になっており、この形から壺状花序とも呼ばれる。
白い花弁のように見えるのは腺体の付属体である。
腺体は淡い緑色の部分で、ここから蜜を分泌している。

ハツユキソウの花序には、雄花が数個の花序と、雄花数個と雌花1個の花序がある。
雄花と雌花から形成された花序では、雌しべが先に伸びて受粉すると子房が膨らみ、花序からぶら下がる形になる。
その後、雄花が成熟し雄しべから花粉を放出する。

葉は互生し、長さ5~7㎝、幅3㎝程度の長楕円形。
花序が出始める頃になると、上部の葉は密集し、白い覆輪が入る。
ハツユキソウの名前は、この美しい葉に由来する。
茎は上部で分枝し、草丈60~100㎝程度に成長する。
群植すると、夏の花壇に涼し気な風景を作り出す。

美しい葉は、切り花の素材としても利用できる。
ただし、茎を傷つけたときにでる乳液は、肌が弱いとかぶれることもあるので注意。
乳液を洗い流すと、水揚げもよくなる。

耐暑性に優れ、育てやすい植物。
病害虫の発生もほとんど無く、放任でも美しく育つ。
冬には枯れてしまいますが、こぼれ種でよく増える。

<ハツユキソウの近縁種>
ハツユキソウが属するトウダイグサ属(ユーフォルビア属)は、世界に約2000種が分布する巨大な植物群である。
多くは熱帯の乾燥地域に分布しており、多肉植物として栽培される種を除くと1000~1500種の種が分類されている。

観賞用として栽培されているトウダイグサ属の代表的な植物(多肉植物以外)には以下のようなものがある。

→ユーフォルビア・カラキアス
→ホルトソウ
→ ユーフォルビア・ポリクロマ
→ユーフォルビア・ラティリス

(出典・参考: ガーデニングの図鑑)

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