鬼籍にはいったものを
迷わず迎える灯り
古来より　盆の花として
鬼灯は用いられてきました。

お盆とは　ご先祖が家族とともに
過ごす数日ですね。
早くきてほしいからと
茄子のうまをつくり
鬼灯や迎え火で目印として。

体を持たないとされる
ご先祖は空洞を必要とするため
鬼灯のなかに身をよせるのだとか。
数日　家族とともに過ごしたのち
送り火をたき　胡瓜のうしに乗り
ゆっくりと遠国に還っていきます。

お盆の支度に多少の違いは
あるでしょうが　いまはなきものを
偲び　共にあろうとする時に
違いはありますまい。

まだ哀しみの癒えない方も
おいででしょう。

どうか今のお気持ちを大切に
なさってください。
辛くて悲しい　当然です。
涙が止まらない　あたりまえです。
残されたものにとって
嘆き哀しむことくらいが
憶う相手にできる　
ただひとつのことです。
どうか　お心のままに。

今日１日　お疲れ様でした。