８月、葉月。真夏、また盛暑の時期。何か毎年、その暑さは募るようであるが、私の散歩道の道際等の草花達は、その熱い陽の中にあっても、己が自身を一生懸命に、最大限に自己表現に向けようとしているようだ。

7月からの、熱い夏へ／夏の草花達の姿 ---その8。

　　／背高くして大きな葉を持って、
　　　　　　　　　　　その上に頂く真っ黄色の花／

盛夏炎天下、たまらないほど汗をかきながらの、何時もの散歩道。
その道際にあって、背を精一杯高くしての草花が、この散歩者を方を見ている様な気がして、こちらもそれを見返ししてみたのである。

それは、沢山の大きな葉を持って、その上に真っ黄色な花を頂いていた。
そして、おもむろにゆっくり近づいた。その花は、ドンドン大きくてなって、散歩者が呑み込まれるような錯覚をおぼえたのである。
そして、しばらくそのまま、その黄色い花の花芯をジッと観ていた。

　　　　　　カンナ(ハナカンナ<花カンナ>)

・カンナ＜別名 ハナカンナ<花カンナ>＞(カンナ科 カンナ属/ダンドク属)
カンナの仲間は、熱帯アメリカを中心に約50種が分布する球根植物。
(備忘: カンナの属性等について 7/9 ‘21)