７月、文月。今年は早々に梅雨は去りしという。それは、例年以上に暑い熱い時期が長く続くということでもあるのだろう。
私の散歩道の道際等の草花達は、すでに、夏の強い陽を浴びて、多彩な色彩を作り出している---

６月からの、熱い夏に向かって忙しい草花達---その15。

　　　／赤味オレンジ花一塊り、
上を向いて咲かせ垂れ下がる／
　　
近くでの所用の帰りの暑中、あちこち初めての町角をくねくね回り歩いた道際。ある閑静な道に入り突然に、パッと明るく赤いものが目に入る。

古色を思わせる住まいの白塀の上を、それを超えて突き出すようにして、赤味の強いオレンジ色の漏斗形の花が、一塊りになって上を向いて咲かせながら、下へと垂れ下がるようにしていた。　　　　　　　　　　　


　　 アメリカノウゼンカズラ(アメリカ凌霄花)

＜‘ノウゼンカズラかアメリカノウゼンカズラの違い’について、下記の「ノウゼンカズラ」より抜粋、次に:
アメリカノウゼンカズラは、ノウゼンカズラに比べると花序が短いため、花がまとまって咲く。
花色は赤みが強いオレンジで、花はやや小さく、花筒が長いのが特徴。

また、「花のつき方」から、ノウゼンカズラは若い枝から円錐花序を出し、横に突き出すように花を咲かせながら下へと垂れ下がる。　　　　　　　　　　　　　　　　
アメリカノウゼンカズラは花序が垂れ下がらずひと固まりになって上を向いて花を咲かせる(この項の出典:「京都園芸倶楽部」の公式ブログより)＞
　　　　　　　　

・ノウゼンカズラ＜凌霄花＞(ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属)
(備忘: ノウゼンカズラの属性等について 6/20 ‘21)