昨日、日本ブロンテ協会の2022年ブロンテ・デイ公開講座をzoomで聞いて(速攻でブロンテ姉妹伝記映画To Walk InvisibleのDVDぽちりました)、色良し姿良し香り良し、とっても優しげでかわいいERエミリーブロンテはバラのエミリーブロンテなのだと思いました。 人間の、詩人の、『嵐が丘』作者のエミリー・ブロンテは孤高というかほとんど意固地というか頑な。荒涼としたハワースの自然を愛し、病気になっても仕事を変わらず続け、起き上がれなくなるほど衰弱してやっと医者を呼ぶことを許したけれど、医者が着く前に死んでしまいました。まだ30歳でした。
人間の、詩人の、『嵐が丘』作者のエミリー・ブロンテは孤高というかほとんど意固地というか頑な。荒涼としたハワースの自然を愛し、病気になっても仕事を変わらず続け、起き上がれなくなるほど衰弱してやっと医者を呼ぶことを許したけれど、医者が着く前に死んでしまいました。まだ30歳でした。
わたしの魂は 怯病ではない
世の嵐に悩む領域で 顫え戦く者でもない
…
そこには 死の入る余地はなく
その力が無となし得る 原子もない
あなたは実在 息吹であり
あなたの実質は 決して破壊されはしないのだから
彼女の詩の、というか英詩の最高傑作のひとつ「わたしの魂は 怯病ではない」抜粋。
訳は『エミリ・ジェイン・ブロンテ全詩集』中岡洋訳(国文社)