センダン（栴檀）は人間を含む多くの哺乳動物に猛毒です。葉、樹皮や花すべてが有毒ですが、中毒は通常、実の摂取が原因です。中毒症状は摂取後数時間で現れ、血便、胃痛、筋硬直、肺うっ血、心停止や協調運動障害および脱力感が起きます。実を大量に摂取した場合は、中毒で死に至ることもあります。

センダン（栴檀）に毒性があるのは、実を食べようとする不必要な動物に対する保護メカニズムです。そういうわけで、鳥のように種を拡散する動物の多くはその毒性に免疫を持っています。しかし、犬、猫や馬は毒作用に敏感です。
犬はこの毒にとても弱く、よく中毒になるので、犬を飼っている人はセンダン（栴檀）を栽培しないほうがいいでしょう。
馬も同様にセンダン（栴檀）の毒作用にとても敏感です。馬がその体重の0.5％の量を食べただけで中毒症状が出ます。体重の1％の量を食べた場合は、死に至ることもあります。
中毒症状は人間のものとあまり変わりません。しかし、犬や猫は成人の人間より体重が少ないので、少量の実でも重度の健康障害が起きることについてご留意ください。

2022.05.15撮影
清水公園裏の土手沿いにありました😱😱😱