５月に入る。百花繚乱の時季に、フラワーショップの店頭は一層の色とりどりの花卉の賑わいに。

４月からの店頭で観るバラ、そのバラエティ---その5。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。
　紫系x1、橙系x1、複色(混色)系x1、絞り系x1のバラ、４つ。

・薔薇(ミスティレイン)
薄い赤紫の花弁が、花芯に向かって緩かにして、急速に花弁を密にして、その紫色増している丸弁的な半剣弁高芯咲き。
淡く多少のはかなさをおもわせる花色の中に、清楚感みたいなもを感じさせている。
花名の「ミスティレイン」は、霧雨とかこぬか雨の意。多少のはかなさや清楚感もつをそれになぞらえたのだろう。

・薔薇(ヘリオスロマンティカ)
濃いオレンジから輝く黄色オレンジ向かうグラデーションのきいたバラ。
未だ花芯のグリーンは見せていなアンティーク調の花形も併せて魅力的な面をもつ、コロッとした丸弁ロゼッタ咲き。
「ヘーリオス」はギリシア神話の太陽神。輝く黄色をそれになぞらえ、現実離れした甘美で理想的な雰囲気(ロマンティック、西語ではロマンティカ)を持つとしたのだろう。

・薔薇(ブリッサ)
花弁の外側がピンクで、咲くと内側はオレンジと変わった複雑な色合いを持ちフリルの波状弁咲きのバラ。
「ブリッサ」とは西語で「そよ風」という意味。そよ風に微妙にもその花弁を揺らしている状況をここ薔薇(ヘリオスロマンティカ)

・薔薇(フィスタ)
淡いピンクとイエローの絞りをふんだんに持った剣弁高芯咲きの大輪のバラ。
やや透き通った雰囲気があるカラフルな西欧風のキャンディー系の色というべくキャディーのような色合いを持った個性的で美しい。　　　　　「フィスタ」は西語で「パーティー」、その名の通り明るく華やかで楽しい気分にさせてくれる集まりの場を想像させよう。