５月、皐月。緑が映えゆくこの時季に、私の散歩道の道際等の草花達は、まさに百花繚乱に包まれていくようである---

４月からの、草花達の生きいきとした姿、姿---その22。

／紫と白が美しさ誇り競い合う、５+５枚の花弁と萼／
　　
何時も散歩道の道際のオープンガーデン。
そこには、少しの距離を隔てて、お互いに同類の草花が２つ、こちらを向くようにして対峙していた。
己がじし、何か美しいさへの虚勢でも張るかのようにして、それぞれ紫の、白の花を付ける２つの草花が、一方は下向き、他方は正面を向いている。
それらは、花びらと花びらのように見える萼、いずれも５枚の１０枚を、それぞれ横に、縦にして、その顔を大きく広げるように自己表現して、誇らしげに競いあっているようだった。


　　　　　　セイヨウオダマキ(西洋苧環)


＜’オダマキの一般性について‘。下記の「オダマキ」より抜粋、次に:
一般的に栽培されるオダマキは、大別すると日本原産のミヤマオダマキのグループと、ヨーロッパ原産の西洋オダマキのグループで、両種のオダマキを交配親として数多くの園芸品種が作出され、流通している。

外側の花弁のように見えるのは萼片で、本来の花弁はその内側で筒状になっている部分である。萼片、花弁ともに5枚あり、花弁の基部は距(キョ)となって内側に曲がる。＞

・オダマキ＜苧環＞(キンポウゲ科 オダマキ属)
(備忘: オダマキの属性等について 5/10 ‘21)