箱根・仙石原にあるPOLA美術館が所有する美しい森の遊歩道で、美しいブナや姫沙羅の群生に囲まれた、Roni Horn (ロニ・ホーン)の鋳造作品《鳥葬》と出逢えました。
https://www.polamuseum.or.jp/nature/trail/

豊かな自然の景観に溶け込むように配された屋外展示作品の数々…。
館内で味わう時に受ける印象とは異なり、よりダイナミックで、手掛けたアーティストの見えざる意思や作品が表現するメッセージ性のようなものが、鑑賞者の心にダイレクトに入り込むように感じます♪＊・゜

「鳥葬」とは、神聖視されているハゲワシに食べられるように、死体が戸外に晒される伝統的なチベット仏教の葬儀のこと。
インドのゾロアスター教を信仰する人々の間でもその風習が残っています。
チベット仏教では、「遺体は、魂の抜けた物体に過ぎない」と考えられており、その遺体を天へと送るために、鳥葬が行われているのですね…ʚ( •௰• ໒꒱· ﾟ

因みに、チベットには全部で「塔葬・火葬・鳥葬・水葬・土葬」の5つの葬儀方法があり、非常に身分の高い人は塔葬を。
僧侶等、塔葬の次に位の高い人々は火葬を行い、川の底流地域に暮らす人々は、水葬や土葬が一般的だそう。
重罪人についは鳥葬ができない掟があり、彼等は主に、土葬によって葬送されるのだと、今回知ることが出来ました。
…世界には、実にさまざまな葬儀方法がありますね！𖤣𖥧𖥣｡𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧⚘𖤣𖥧𖥣｡𖥧 𖧧𖤣𖥧𖥣｡𖥧 𖧧