【似てるシリーズ】

　〜ジャーマンアイリスとイチハツ〜

上の写真　ジャーマンアイリス
下の写真　イチハツ

　どちらも、アヤメ科アヤメ属のお花です。
　アヤメ属のお花は、３枚の内側の花びら（内花被片）と外側の花びら（外花被片）からできています。
　ジャーマンアイリスもイチハツも、乾燥地に生えます。
　
　ジャーマンアイリスは、ヨーロッパ原産で、品種改良されてきたお花です。
　ドイツアヤメとも呼ばれます。
　アイリスには、ダッチアイリス（オランダアヤメ）もあります。

イチハツは、中国原産で、日本に入ってきて、観賞用に栽培されてきたお花です。
　アヤメ属のお花の中で一番先に咲くことから、「一初」の意味で付けられた名前だそうです。

○アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ダッチアイリスとの区別
　花びらの付け根に突起状の物がないものは
　アヤメ　カキツバタ　ハナショウブ　
　ダッチアイリス

　突起状の物があるものは
　ジャーマンアイリス
　イチハツ

○ジャーマンアイリスかイチハツかの区別
　ジャーマンアイリスには、外側の花びらの付け根に、ブラシ状の「ひげ」があります。
　英語ではビアデッド・アイリス(Bearded Iris(ひげのアイリス）)と呼ばれるそうです。
　また、内側の花びらは、上に湾曲しながら伸びてくっついている🙆ような形になっています。
　葉っぱは、幅広で、ほぼ平坦です。筋は、ありません。

　イチハツには、外側の花びらの付け根に、鶏のとさか状の突起があります。
　また、イチハツの内側の花びらは、上の方に伸びる傾向にあります。
　葉っぱは、幅広で、縦に何本かの筋（脈）があります。


　GSでイチハツを教えていただいたのを機に調べてみて、イチハツとジャーマンアイリスの違いが分かり、楽しくなりました。