４月に入る。百花繚乱の時季の到来に、フラワーショップの店頭は、一層の色とりどりの草花の賑わいに。

3月からの店頭で観るバラ、そのバラエティ---その8。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。
　白系x2、ピンク系x2のバラ、４つ。

・薔薇(サラ)
外弁はホワイトに近いクリーム、中心にいくほど淡いオレンジがかった透きとおるような花弁が開くにつれて、その色彩は、花芯に向かうにつれていくほどに濃く進んでいくようなカップ咲きのバラ。
花名の「サラ」、「聖書」に出てくるヘブライ語で王妃の意の名。なんともいえない素朴な優しさと、高貴さみたいものが伺えるその容姿にこの名を付したのだろう。

・薔薇(クラシックセンセーション)
紫がかった濃いピンクのスプレーバラのカップ咲き。
花弁は小刻みにして多く、その先を少し突き出している姿も、このバラ特有の優しさを醸し出しているようだ。
「クラシックセンセーション」の意味するは、古典的な感覚や気持ちを持ったバラと表現しているだろうか。

・薔薇(オール４ラブ)
ほんのり紫がかったピンクの花色で、上品なグランデーションが美しい。サーモンピンク色の多重の花弁を持つ、丸弁カップ咲きのバラ。
自らが自身を誇っているようだ。
「オール4ラブ 」はオールフォーラブの意で、この花の意味するは“全ては愛のため”とか。

・薔薇( アルモニ)
外弁がホワイトで中心にいくほどにレモンイエローが深みを増しているカップ咲き。
無邪気で可愛らしいスプレーバラ。
花名「アルモニ」、仏語で「調和」という意味。何か優しさの雰囲気も持つことから、まさにハーモニアスなものをそこに見たのだろう。