*･˚✧₊⁎ナニワイバラ咲く.˚✧₊｡.:*･･

《平和願う島に基地の影》
【沖縄復帰50年・写真でたどる】
⭐︎芭蕉布を手にする人間国宝の平良敏子さん。沖縄復帰記念式典で見た屋良朝苗初代県知事の厳しい表情が忘れられないという。屋良氏はあいさつで基地が残されたままの復帰に悔しさをにじませた。（9日、大宜味村）

⭐︎染織作家の平良敏子さん。沖縄初の「現代の名工」に選ばれ「これからも続けたい」と喜びを話してくれた（1973年11月、大宜味村）

⭐︎1955年から那覇市の国際通りで営業する洋服店の店主、大湾宗弘さん（79）。街並みは「よくも悪くも本土化した」という。復帰前からあった個人商店はほぼ消え、観光客向けの土産物産店や飲食店が増えた。20代のおいやめいは基地の話に無関心で、観光客だけでなく、地元の若者すら駐留米軍への抵抗感がなくなっていると感じる。「南国の楽園のような沖縄像だけでなく、島の歴史や基地の現実を知ってほしい」（11日）

⭐︎フェンス越しに米軍普天間飛行場を見つめる永島浩樹さん（35）親子。8年前に琉球大の教員になり飛行場の近くに移り住んだ。米軍機の騒音や、基地周辺の慢性的な渋滞など気にすればきりがない。ただ、今の環境を後ろ向きに捉えすぎないようにしている。普段足を運ぶスーパーや教会は、基地関係者も利用する。「子どもたちには沖縄らしい多様な文化や考え方を育んでほしい」と2人に視線を向けた（11日、宜野湾市）

⭐︎極東最大級の米空軍嘉手納基地のフェレス脇で農作業をする「おばあ」。後方のKC135空中給油機のジェット音に顔をしかめた（1972年12月）

★★沖縄の本土復帰★★
太平洋戦争後、1952年4月発行のサンフランシスコ平和条約で日本は主権を回復したが、沖縄は米国の施政権下に置かれた。米軍は住民らの土地を接収するなどして基地建設を推進。通貨は米ドルで、住民は本土への渡航にパスポートを求められた。佐藤栄作首相とニクソン米大統領が69年11月に共同声明で返還を発表。沖縄は72年5月15日、米軍基地を抱えたまま日本に復帰した。現在も国内にある米軍専用施設・区域の約7割が沖縄に集中している。

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⭐️ナニワイバラの花言葉
　『清純な愛』『静かな愛と敬意』

🍃80歳の隣人の庭に咲くナニワイバラは白く清らかで優しく見る人を包み込んでくれるようです♪新聞記事の写真に書かれた印象的な文章を抜粋しました。沖縄に生きる人々の姿に想いを馳せる5月が明日から始まります。